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行く、行った、行ってしまった ジェニー・エルペンベック(著/文) - 白水社
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書店員向け情報

9784560090688
エクス・リブリス

行く、行った、行ってしまった

文芸
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発行:白水社
四六判
353ページ
定価 3,300円+税
ISBN
978-4-560-09068-8   COPY
ISBN 13
9784560090688   COPY
ISBN 10h
4-560-09068-8   COPY
ISBN 10
4560090688   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0097
一般 単行本 外国文学小説
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年4月26日
最終更新日
2021年7月1日
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書評掲載情報

2021-09-18 日本経済新聞  朝刊
評者: 松永美穂(ドイツ文学者)
2021-09-04 朝日新聞  朝刊
評者: 温又柔(小説家)
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紹介

ドイツの実力派による〈トーマス・マン〉賞受賞作

 大学を定年退官した古典文献学の教授リヒャルトは、アレクサンダー広場でアフリカ難民がハンガーストライキ中とのニュースを知る。彼らが英語で書いたプラカード(「我々は目に見える存在になる」)について、リヒャルトは思いを巡らす。
 その後、オラニエン広場では別の難民たちがすでに1年前からテントを張って生活していることを知る。難民たちはベルリン州政府と合意を結んで広場から立ち退くが、彼らの一部は、長らく空き家だった郊外の元高齢者施設に移ってくる。
 難民たちに関心を持ったリヒャルトは、施設を飛び込みで訪ね、彼らの話を聞く。リビアでの内戦勃発後、軍に捕えられ、強制的にボートで地中海へと追いやられた男。命からがら辿り着いたイタリアでわけもわからず難民登録されたが、仕事も金もなくドイツへと流れてきた男。
 リヒャルトは足繁く施設を訪ね、彼らと徐々に親しくなっていく。ドイツ語の授業の教師役も引き受け、難民たちとの交流は、次第に日常生活の一部となっていくが……東ドイツの記憶と現代の難民問題を重ね合わせ、それぞれの生を繊細に描き出す。ドイツの実力派による〈トーマス・マン賞〉受賞作。

著者プロフィール

ジェニー・エルペンベック  (ジェニー エルペンベック)  (著/文

1967年ベルリン(当時は東ベルリン)生まれ。1985年に高校を卒業後、二年間の製本職人の見習いを経て、舞台の小道具係や衣装係として働く。1988年から90年にかけて、フンボルト大学で演劇学を学ぶ。1990年からはハンス・アイスラー音楽院でオペラの演出を学び、1994年以降、舞台監督としてさまざまなオペラの演出を手がける。同時期に執筆活動を開始し、1999年、『年老いた子どもの話』(河出書房新社)で小説家としてデビュー。代表作にHeimsuchung(2008年)、Aller Tage Abend(2012年)などがある。2015年に発表した本書はベストセラーとなり、翌年トーマス・マン賞を受賞。これまでに12の言語に翻訳されている。2017年、ドイツ連邦共和国十字小勲章を受章。その他受賞歴多数。

浅井 晶子  (アサイ ショウコ)  (翻訳

1973年大阪府生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位認定退学。訳書にS・スタニシチ『兵士はどうやってグラモフォンを修理するか』、S・ナドルニー『緩慢の発見』(以上、白水社)、P・メルシエ『リスボンへの夜行列車』、I・トロヤノフ『世界収集家』(以上、早川書房)、T・マン『トニオ・クレーガー』(光文社古典新訳文庫)、C・エムケ『憎しみに抗って』『なぜならそれは言葉にできるから』『イエスの意味はイエス、それから…』(以上、みすず書房)、E・ベルクマン『トリック』、R・ゼーターラー『ある一生』(以上、新潮社)、J・タシュラー『国語教師』『誕生日パーティー』(以上、集英社)など多数。2003年マックス・ダウテンダイ翻訳賞を受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。