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資本主義を乗りこえる 内山 節(著/文) - 農山漁村文化協会
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資本主義を乗りこえる (シホンシュギヲノリコエル)

社会一般
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四六判
縦188mm 横127mm 厚さ10mm
124ページ
定価 1,100円+税
ISBN
978-4-540-20177-6   COPY
ISBN 13
9784540201776   COPY
ISBN 10h
4-540-20177-8   COPY
ISBN 10
4540201778   COPY
出版者記号
540   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年3月15日
書店発売日
登録日
2021年2月6日
最終更新日
2021年2月25日
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書評掲載情報

2021-09-04 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 内山節(哲学者)
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紹介

際限なく利潤を追求する資本主義経済が暴力的に台頭し、今日の荒廃した世界をつくりだしている。そもそも資本主義とはどのような経済なのか。それは伝統的な経済とどう違うのか。農業や共同体と資本主義の関係は? これらを平明に解き明かしたうえで、おカネに振り回されない、自然や共同体とともにある経済のかたちを構想する。その蓄積を一番もっているのは、農業だ。自然と人間の関係、労働や共同体をめぐる独自の思想を構築してきた哲学者・内山節が、2018年2月に開催された「東北農家の二月セミナー」にて語った新しい経済論。

序文 資本主義の終わりが意識される時代のなかで
第1講 労働と交換、流通
第2講 資本主義的経済とは何か
第3講 ほどほどの市場経済を模索する動き
第4講 今日の経済について

目次

序文 資本主義の終わりが意識される時代のなかで
第1講 労働と交換、流通
地域内交換経済について
「働き方改革」をめぐって
地域外への流通について
今日の農業――二つの方向
古い農業への回帰も
第2講 資本主義的経済とは何か
貨幣の自己増殖をめざす経済
資本主義の自滅を食い止めてきたものは何か
今日の荒廃した資本主義
資本主義のメカニズムと人々の気持ち
討論から――地域通貨について
第3講 ほどほどの市場経済を模索する動き
ともにある経済の形
利他の社会の思想的伝統
農業が発信できるもの
第4講 今日の経済について
経済指標が有効性を失っていく
これまでの常識が通用しない

著者プロフィール

内山 節  (ウチヤマタカシ)  (著/文

哲学者。1950年東京生まれ。東京都群馬県上野村を往復しながら暮らしている。主な著書は『内山節著作集』(全15巻、農文協)に収録。近著に『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』(講談社)、『いのちの場所』(岩波書店)、『修験道という生き方』(共著、新潮社)、『内山節と読む世界と日本の古典50冊』(農文協)など。

上記内容は本書刊行時のものです。