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インバウンド・ビジネス戦略 池上重輔(監修) - 日本経済新聞出版社
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インバウンド・ビジネス戦略

四六判
444ページ
定価 2,000円+税
ISBN
9784532322830
Cコード
C0034
一般 単行本 経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年5月23日
最終更新日
2019年6月22日
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書評掲載情報

2019-09-07 日本経済新聞  朝刊
評者: 藤原裕之(日本リサーチ総合研究所主任研究員)

紹介

「人口1万に100万人が訪れる街」「富裕層をターゲットに“とりにいくインバウンド”」
    世界を顧客に高収益産業を育てる新しい“イノベーション”とは?

 砂漠しかなかった埼玉県程度の面積で人口わずか300万人程度の街ドバイが、いまや世界1の都市観光収入285億ドル(2位ニューヨーク170億ドル、3位ロンドン161億トドル)、を上げている。
 今、新たな産業として注目される“インバウンド”。2018年の訪日外客数は前年比8.7%増の3119万人で、世界全体の成長率を大きく上回るペースで伸びている。しかし、世界における観光客到達数ランキングでは12位と、日本にはまだまだ成長の余地があるといわれている。政府も「観光/ツーリズム」を国の重要な成長戦略の柱と位置づけ積極的に観光を振興してきたが、2016年には「観光先進国」の実現を目指し、訪日外国人旅行者数を2020年に4000万人、30年には6000万人という新たな目標値を発表した。

 訪日外国人旅行市場の急速な拡大や、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、25年の日本(大阪)万博といった国際的な巨大イベントの開催決定などを背景に、観光、特に「インバウンド」に対する期待がますます高まっている。東京・大阪・京都などの、いわゆる「ゴールデンルート」と呼ばれる人気観光都市はもちろん、地方都市から農山漁村地域に至るまで、日本全国すべての地域にとって、インバウンドは大きなビジネスチャンスとなるからだ。

 本書は日本の未来を持続的に発展させるインバウンド・ビジネス戦略の方向性を提示するもの。海外での実例、日本国内の取り組みを具体的に紹介しながら、読者が自社・自地域の特性を最大限に活かしながら持続的に利益を獲得できるパラダイムシフトを支援する様々な示唆を盛り込んでいる。観光・旅行・娯楽関連業界や自治体関係者だけでなく、新たなビジネスチャンスを求める法人・個人にも大いに参考になる一冊である。

目次

第1章 はじめに――持続的成長のためのインバウンドにおけるパラダイムシフト

第2章 ツーリズムを取り巻く環境--機会と課題

第3章 ツーリズムを考察する視点

第4章 ツーリズムのイノベーション

第5章 インバウンドの戦略――連携と創造

第6章 インバウンド・ツーリズムのマーケテイング

第7章 ツーリズム生態系のICTプラットフォーム基盤

第8章 ツーリズム・コンテンツとストーリー戦略

第9章 <エリア事例>アジア:東アジア4カ国・地域を中心とした訪日市場動向と戦略

第10章 <エリア事例>フランス、アムステルダム:観光大国フランスと観光急進都市アムステルダムに見る「暗黙的観光資産」

第11章 <エリア事例>アートツーリズムによる観光まちづくり

第12章 <テーマ事例>プレミアムツーリズム戦略:ナパバレーのワインツーリズム

第13章 観光産業における統合リゾートビジネス

第14章 インバウンド・ビジネスのリーダーシップ

第15章 ツーリズムリーダー育成の現状と今後

著者プロフィール

池上重輔  (イケガミジュウスケ)  (監修

早稲田大学大学院商学研究科教授。
早稲田大学商学部卒。英ケンブリッジ大学経営大学院経営学修士、英シェフィールド大学大学院国際政治経済学修士ほか。BCG、GEヨーロッパ、ソフトバンク、ニッセイ・キャピタルなどを経て、現職。

上記内容は本書刊行時のものです。