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教養としての神道 島薗 進(著/文) - 東洋経済新報社
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教養としての神道 (キョウヨウトシテノシントウ) 生きのびる神々

社会科学
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四六判
360ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-492-22403-8   COPY
ISBN 13
9784492224038   COPY
ISBN 10h
4-492-22403-3   COPY
ISBN 10
4492224033   COPY
出版者記号
492   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年2月22日
最終更新日
2022年4月13日
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書評掲載情報

2022-08-06 東京新聞/中日新聞  朝刊
2022-07-09 毎日新聞  朝刊
評者: 橋爪大三郎(社会学者)
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紹介

神道1300年の歴史は日本人の必須教養。「神道」研究の第一人者がその起源から解き明かす。ビジネスエリート必読書。

明治以降の近代化で、「国家総動員」の精神的装置となった「神道」。近年、「右傾化」とも言われる流れの中で、「日本会議」に象徴されるような「国家」の装置として「神道」を取り戻そうとする勢力も生まれている。
では、そもそも神道とは何か。
神道は古来より天皇とともにあった。神道は古代におけるその成り立ちより「宗教性」と「国家」を伴い、中心に「天皇」の存在を考えずには語れない。
しかし「神道」および日本の宗教は、その誕生以降「神仏習合」の長い歴史も持っている。いわば土着的なもの、アニミズム的なものに拡張していった。そのうえで神祇信仰が有力だった中世から、近世になると神道が自立していく傾向が目立ち、明治維新期、ついに神道はそのあり方を大きく変えていく。「国家神道」が古代律令制以来、社会にふたたび登場する。神聖天皇崇敬のシステムを社会に埋め込み、戦争へ向かっていく。
近代日本社会の精神文化形成に「神道」がいかに関わったか、現代に連なるテーマをその源流から仔細に論じる。同時に、「国家」と直接結びついた明治以降の「神道」は「異形の形態」であったことを、宗教学の権威で、神道研究の第一人者が明らかにする。

目次

【第1部 神道の源流】

第1章 神道の起源を考える

第2章 神仏分離の前と後

第3章 伊勢神宮と八幡神

【第2部 神道はどのように生きのびてきたか】

第4章 天津神と国津神

第5章 神仏習合の広まり

第6章 中世から近世への転換

【第3部 近世から近代の神道の興隆】

第7章 江戸時代の神道興隆

第8章 国家神道の時代の神道

第9章 近現代の神道集団

著者プロフィール

島薗 進  (シマゾノ ススム)  (著/文

島薗 進(シマゾノ ススム)
宗教学者、東京大学名誉教授
宗教学者。上智大学グリーフケア研究所客員所員。大正大学客員教授。東京大学名誉教授。NPO法人東京自由大学学長。日本宗教学会元会長。
1948年、東京都生まれ。東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。主な研究領域は、近代日本宗教史、宗教理論、死生学。
著書に『宗教学の名著30』『新宗教を問う』(以上、ちくま新書)、『国家神道と日本人』(岩波新書)、『神聖天皇のゆくえ』(筑摩書房)、『戦後日本と国家神道』(岩波書店)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。