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出版者情報
弱者の戦術
会社存亡の危機を乗り越えるために組織のリーダーは何をしたか
- 初版年月日
- 2021年11月30日
- 書店発売日
- 2021年12月2日
- 登録日
- 2021年9月17日
- 最終更新日
- 2021年11月9日
紹介
体験型レジャーの予約サイトを運営し、急成長していたベンチャー企業「アソビュー」。ところが新型コロナウイルスの影響で売上はゼロに、投資家からも見放された。
しかし経営者の山野智久さんは、「事業を継続し、一人も社員を解雇しない」と決意。頭をひねってさまざまな手を打ち、社員を一時的に出向させる新たな仕組み「雇用シェアリング」を作った。
さらにコロナ禍で生まれたあるビジネスチャンスに気づき、新事業を開始。売上ゼロから大逆転し、わずか4か月でまさかの過去最高益を達成する。ピンチをチャンスに変えた目からウロコの秘策とは?
企業が危機を乗り越えるためのノウハウを公開する。大企業・中小企業の幹部・リーダー必読!
リーダーとしての責任感と、経営者としてのしかかる重圧。予想外の展開に苦しみ、彼は追い詰められる。
しかし決して諦めなかった。腐ることなくあの手この手を打ち続け、ついには大逆転を成し遂げる。
冷静な先を読む力と判断力、そして心から仲間を思いやる熱いハート。
2つの相反する心理と戦いながら、苦闘の末に彼が手に入れたものとは何か?
「リーダー」と呼ばれる立場の人ならぜひ読んでおきたい感動ドキュメンタリー。
目次
第1章 売上はゼロ、だけど一人もクビにしない
●休校要請で予約が激減
●動揺する投資家たち
●メンタルの弱さを技術でカバー
●「事業の継続」と「雇用の維持」を約束する
●コロナ禍を乗り切るための「思考のフレーム」
2章 雇用を「シェア」する
●「解雇」の文字が浮かぶ
●2020年3月29日の大逆転
●1週間で10人の受け入れ先を確保
●会社が生き残るための出向
●感情ではなく、作戦の話だ
●「スナックともこ」開業
●リーダーは平時と有事でふるまいを変えるべき
●人間はロジックがすべてではない
第3章 できることをすべてやる
●「自社の利益」と「大義」は半々で
●コンサル業務に光を見出す
●「ワクワク」の提供はお出かけに限らない
●「雨の日」はずっと天敵だった
●飼育費を削れない施設を救え!
第4章 起死回生の新規事業
●ハワイからの光
●中央省庁のお墨付きはマスト
●入場者数を制御する「日時指定電子チケット」
●「導入費無料」の決断
●「東京オリンピック」方式で乗り切る
●としまえん最後の営業を支える
●2年目の社員が5年前のリベンジを果たす
●昨対売上430パーセント
第5章 つながる点と点
●「情報の非対称性」が歯がゆい
●大学生のフリーペーパーが街の縁をつなぐ
●営業でトップになる!
●顧客主義を実現するのは「成長産業」
●「旅行で困ること」100人アンケート
●起業について情弱すぎた
●社長自ら予約電話を取って気づいたこと
第6章 平時が有事を左右する
●有事では合議制よりトップダウンが強い
●絶対に必要なこと以外は「やらない」
●平時に無駄だと言われていることが有事に生きる
●すべての打ち手は「顧客起点」に基づいていた
●起業家に向いているのは「やり抜ける人」
●世界で活躍する日本の起業家を目指す
上記内容は本書刊行時のものです。