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ポストトゥルース リー・マッキンタイア(著/文) - 人文書院
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ポストトゥルース (ポストトゥルース)

社会一般
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発行:人文書院
四六判
縦188mm 横132mm 厚さ18mm
重さ 315g
270ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-409-03110-0   COPY
ISBN 13
9784409031100   COPY
ISBN 10h
4-409-03110-4   COPY
ISBN 10
4409031104   COPY
出版者記号
409   COPY
Cコード
C1010  
1:教養 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年9月29日
書店発売日
登録日
2020年8月7日
最終更新日
2021年10月8日
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書評掲載情報

2020-12-12 毎日新聞  朝刊
評者: 内田麻理香(東京大学特任講師・科学技術社会論)
2020-10-10 毎日新聞  朝刊
評者: 内田麻理香(東京大学特任講師・科学技術社会論)
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重版情報

2刷 出来予定日: 2022-05-12
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紹介

現代を考える基本書

フェイクニュース、オルタナティブファクト…、力によって事実が歪められる時代はいつから始まったのか。政治や社会への広範なリサーチと、人間の認知メカニズム、メディアの変容、ポストモダン思想など様々な角度からの考察で時代の核心に迫る。アメリカ「PBSニュースアワー」2018年ベストブックノミネート&世界六ヵ国翻訳のベストセラー、待望の翻訳。

「誰かがわたしたちの目をくらませようとしている世界に対してどのように反応すべきか。これは、わたしたちが決定できることだ。つねにそうであったように、真実はいまだに重要である。わたしたちがこのことを理解するのに間に合うかどうかは、わたしたち自身にかかっている。」(本書より)

〇目次
第一章 ポストトゥルースとは何か
第二章 科学の否定とポストトゥルース
第三章 認知バイアスのルーツ
第四章 伝統的メディアの凋落
第五章 ソーシャルメディアの台頭とフェイクニュースの問題
第六章 ポストトゥルースを導いたのはポストモダニズムか?
第七章 ポストトゥルースとの戦い

目次



第一章 ポストトゥルースとは何か

第二章 科学の否定とポストトゥルース
 「疑いがわたしたちの商品なのです」
 気候変動とその果てに
 ポストトゥルースとの関係

第三章 認知バイアスのルーツ
 社会心理学の三つの古典的な発見
 認知バイアスについての現代の研究
 バックファイアー効果
 ダニング=クルーガー効果
 ポストトゥルースとの関係

第四章 伝統的メディアの凋落
 メディア・バイアスの問題
 ポストトゥルースとの関係

第五章 ソーシャルメディアの台頭とフェイクニュースの問題
 フェイクニュースの歴史
 今日のフェイクニュース
 話の転がる先
 反撃
 ポストトゥルースとの関係

第六章 ポストトゥルースを導いたのはポストモダニズムか?
 サイエンス・ウォーズ
 ソーカルのでっちあげ
 ポストモダン右翼
 トランプ支持のトロール(ネット工作者)

第七章 ポストトゥルースとの戦い
 わたしたちは真理以前の時代に入りつつあるのか

訳注

附論 「解釈の不安とレトリックの誕生――フランス・ポストモダニズムの北米展開と「ポストトゥルース」」(大橋完太郎)

訳者あとがき

参考文献

著者プロフィール

リー・マッキンタイア  (リーマッキンタイア)  (著/文

リー・マッキンタイア Lee McIntyre
1962年生まれ。ボストン大学哲学・科学史センターリサーチフフェロー、ハーバードエクステンションスクール倫理学インストラクター。著書に、Philosophy of Science (Routledge, 2019), The Scientific Attitude (MIT Press, 2019), Respecting Truth: Willful Ignorance in the Internet Age (Routledge, 2015), Dark Ages: The Case for a Science of Human Behavior (MIT Press, 2006), Laws and Explanation in the Social Sciences (Westview Press, 1996).など。

大橋 完太郎  (オオハシカンタロウ)  (監修 | 翻訳

大橋 完太郎(おおはし・かんたろう)
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、神戸大学大学院人文学研究科准教授。専門はフランス思想、近現代芸術理論および表象文化論。著書に、『ディドロの唯物論』(法政大学出版局、2011年)。論文に「ポスト・トゥルース試論:現象と構造」(『美学芸術学論集』第15号、2019年)など。共訳書にカンタン・メイヤスー『有限性の後で』(人文書院、2016年)など。

居村 匠  (イムラタクミ)  (翻訳

居村 匠(いむら・たくみ)
1991年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科博士課程前期課程修了。現在、同大学大学院博士課程後期課程在学および京都芸術大学非常勤講師。専門は美学・芸術学、ブラジル美術。論文に「エリア・オイチシカ《トロピカリア》における侵襲性と〈食人の思想〉」(『美学』第68巻第2号、2017年)、「オズワルド・ヂ・アンドラーヂの批評におけるブラジル性について」(『美学』第70巻第2号、2019年)など。

大﨑 智史  (オオサキサトシ)  (翻訳

大﨑 智史(おおさき・さとし)
1987年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科博士課程後期課程退学。現在、立命館大学映像学部講師。専門は、映画研究、視覚文化論。論文に「映像のなかのスクリーン――リアプロジェクションをもちいた多層的映像をめぐって」(『美学』第69巻第2号、2018年)、「モンスターに触れること――『キング・コング』における特殊効果のリアリティ」(『叢書セミオトポス15』、新曜社、2020年)など。

西橋 卓也  (ニシハシタクヤ)  (翻訳

西橋 卓也(にしはし・たくや)
1992年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科博士課程前期課程修了。現在、同大学大学院博士課程後期課程在学。専門は映画研究。論文に「『カサブランカにおける排除と包摂の力学――亡命者の表象を中心に』」(『第69回美学会全国大会 若手研究者フォーラム発表報告集』、2019年)。

上記内容は本書刊行時のものです。