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禅と出会う 横田 南嶺(著/文) - 春秋社
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禅と出会う (ゼントデアウ)

哲学・宗教
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発行:春秋社
四六判
縦189mm 横130mm 厚さ20mm
248ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-393-13456-6   COPY
ISBN 13
9784393134566   COPY
ISBN 10h
4-393-13456-7   COPY
ISBN 10
4393134567   COPY
出版者記号
393   COPY
Cコード
C0015  
0:一般 0:単行本 15:仏教
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年2月21日
最終更新日
2024年1月20日
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書評掲載情報

2022-08-07 読売新聞  朝刊
評者: 堀川恵子(ノンフィクション作家)
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紹介

禅ビギナーにおすすめ! 禅とはいったいどのようなものか。そして、その厳しい修行とは? 誰にでも開かれているという禅。あなたも禅をはじめてみませんか。禅宗の著名な老大師の手になる、初の本格的な禅の入門書が誕生! この一冊で、禅がわかる。

目次

まえがき

第一章 まなぶ――大木の姿に
  はじめに
  「白い布団で寝る草木」
  臨済禅師、深山に松を植える
  庭先の柏樹とは
  仏教と樹木の関係
  「木に学べ、草に習え」――坂村真民さんの詩から
  大木には根がある
  その根を深く、もっと深く
  松の大樹の姿に――相田みつをさんの詩から
  松の樹は松の樹として
  禅を生きるとは――ふたたび深山に松を植える

第二章 こえる――関所や関門を
  はじめに
  「すべっても、ころんでも」
  関所を通る
  禅に関門などない?
  連なり重なる関門
  「無字の工夫、六年」とは――禅の修行の一端
  『無門関』日本に伝わる
  『無門関』とは
  「犬に仏性はあるか」――『無門関』第一則
  「無」とはなにか――厳しい修行の日々
  奇妙奇天烈な問題――『無門関』第五則
  絶望のただなかで――香厳禅師の悟り
  本当の自己、いのちの耀き

第三章 ととのえる――身体と呼吸と心と
  はじめに
  頓悟ということ
  「お釈迦さまは生きているじゃないか」
  修行は不要か
  「四苦八苦」をこえるために
  調えられた自分こそが拠りどころ
  戒=よき習慣から――「止観」をめぐって
  内と外からの誘惑
  五事を調える――心身を調える法
  身体を調える――調身
  呼吸を整える――調息
  心を調える――調心
  行五法とは――心身を調えたその先に
  「観」ということ
  苦悩をこえて生きる

第四章 いきる――風と光の中で
  はじめに
  大自然のちから――木の文化・石の文化
  揺るぎないものを求めて
  宇和島城下にて
  『ダンマパダ』に吹く風
  香風と悪風と――『法華経』の風など
  禅は吹き渡る風に乗って
  達磨さまが風になる
  「きれいな青ぞらと、すきとほった風ばかり」
  風ひかる――仏法は涼しい風

第五章 めざめる――「もう一人の素敵な私」
  はじめに
  『臨済録』と西田幾多郎
  まるで禅問答のような
  思い込みの枠を離れる
  「裸になりなさい、無になりなさい」――滴水禅師の手紙
  「そんな衣を着ているあなたは何者か」――『臨済録』を読む
  仏法で一番大事なこと――臨済と黄檗、大愚
  「一無位の真人」とは
  「素晴らしい、素敵な私がある」
  「無事」とはなにか
  「病は不自信のところにあり」
  「立処みな真なり」――慈悲に出る

第六章 たえる――幸いの方へ
  はじめに
  忍辱ということ――修行時代の思い出とともに
  他の命を犠牲にしなければ生きていけない
  「刻苦」と「光明」
  師と弟子――今北洪川老師と釈宗演老師
  「堪え忍ぶこそ宝」――『羅云忍辱経』から
  慈しみに転換する
  苦しみの大きな意味――真の宗教を求めて
  仰げば、そこに月がある

著者プロフィール

横田 南嶺  (ヨコタ ナンレイ)  (著/文

臨済宗円覚寺派管長。花園大学総長。
1964年、和歌山県新宮市に生まれる。大学在学中に東京白山・龍雲院の小池心叟老師に就いて出家得度。1987年、筑波大学を卒業、京都建仁寺の湊素堂老師のもとで修行。1991年より鎌倉・円覚寺の足立大進老師のもとで修行。1999年、円覚寺僧堂師家。2010年、円覚寺派管長。2017年、花園大学総長。2023年、公益財団法人 禅文化研究所所長に就任。
著書に『祈りの延命十句観音経』『禅と出会う』(ともに春秋社)、『十牛図に学ぶ――真の自己を尋ねて』(致知出版社)、『二度とない人生を生きるために』(PHP研究所)、『パンダはどこにいる?』(青幻舎)ほか多数。ラジオや講演会、円覚寺日曜説教など出演多数。また現在はYouTubeなどにて仏教や禅についての一口法話、ゲストを招いた対談、日々の「管長侍者日記」などを配信中。

上記内容は本書刊行時のものです。