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海洋戦略論 後瀉 桂太郎(著/文) - 勁草書房
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海洋戦略論 大国は海でどのように戦うのか

発行:勁草書房
A5判
256ページ
定価 4,000円+税
ISBN
9784326302758
Cコード
C3031
専門 単行本 政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年1月9日
最終更新日
2019年2月14日
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書評掲載情報

2019-04-14 読売新聞  朝刊
評者: 篠田英朗(東京外国語大学教授、国際政治学者)
2019-03-30 日本経済新聞  朝刊

目次

まえがき

第Ⅰ部 海洋戦略の理論的視座

第1章 海洋戦略とは何を論じるものなのか
 1 国際システムと軍事戦略の変遷
 2 海洋軍事戦略を構成する3つの要素
 3 前提仮定ならびに問題の所在
 4 予想される変数の提示ならびに分析対象国の選定

第2章 海洋領域における軍事戦略の構成要素と分析枠組み
 1 従来のシーパワー論とその問題点
 2 分析枠組みの導出過程 (1):冷戦後期の極東戦域
 3 分析枠組みの導出過程 (2):21世紀のアジア太平洋
 4 制海概念にまつわる議論:古典的シーパワー論
 5 海洋における軍事力の役割1:第二次世界大戦以降のシーパワー論
 6 海洋における軍事力の役割2:通常戦力による抑止
 7 軍事力使用のハードル1:人的損害の忌避
 8 軍事力使用のハードル2:距離の専制
 9 「攻撃―防御」二元論は成り立つのか
 10 小結:ここまでに見出された主な論点

第Ⅱ部 海洋国家の海洋戦略を読み解く

第3章 米国:制海と戦力投射への依存
 1 ソ連海軍の台頭と制海重視:冷戦末期(1980~1989年)
 2 制海を前提とした戦力投射:ポスト冷戦期(1990~2009年)
 3 再び制海へ:中国の海洋進出(2010~2017年)
 4 米空軍における戦略目標の変遷:戦略爆撃と遠征軍

第4章 英国:低下する戦力と,変わらない戦力組成
 1 海洋領域における軍事戦略目標の変遷
 2 独立核戦力の維持
 3 フォークランド紛争までの状況(1980~1981年)
 4 フォークランド紛争における作戦能力の限界(1982年)
 5 フォークランド紛争以降(1983~2017年)

第5章 日本:ソ連・中国に対する領域拒否と制海の追求
 1 冷戦末期:ソ連に対する領域拒否と制海能力(1980~1989年)
 2 ポスト冷戦期:活動領域の拡大と制海能力の向上(1990~2009年)
 3 中国の海洋進出:領域拒否への再投資(2010~2017年)
 4 海上自衛隊の保有アセットからみた評価

第Ⅲ部 大陸国家の海洋戦略を読み解く

第6章 ロシア:一貫した領域拒否と限定的な戦力投射
 1 冷戦末期の海洋要塞戦略(1980~1989年)
 2 ソ連崩壊以降の戦力低下(1990~2009年)
 3 戦力回復期における領域拒否の優先(2010~2017年)
 4 ロシア政府公文書が示す軍事戦略目標

第7章 インド:典型的ランドパワーからインド洋の制海へ
 1 米国との潜在的対立と領域拒否の強化(1980~1989年)
 2 冷戦終結後:インド洋における制海能力の強化(1990~2009年)
 3 中国の海洋進出に伴う反応(2010~2017年)

第8章 中国:領域拒否から制海と戦力投射へ
 1 近代化の開始と近海防御(1980~1992年)
 2 対米領域拒否能力の発展(1993~2009年)
 3 南シナ海の制海と戦力投射能力の拡大(2010~2017年)
 4 米国との比較

結論 海洋戦略をめぐる因果推論
 1 6カ国の個別評価
 2 戦略目標の優先順位をパターン化する
 3 現代海洋戦略の因果推論モデル
 4 補論:将来の技術革新は本論を否定し得るのか

あとがき(ごく私的な謝辞)
引用・参考文献一覧
事項索引
人名索引

著者プロフィール

後瀉 桂太郎  (ウシロガタ ケイタロウ)  (著/文

後瀉 桂太郎(うしろがた けいたろう) 
2等海佐, 防衛省海上幕僚監部防衛課勤務(内閣府総合海洋政策推進事務局出向). 練習艦隊司令部, 護衛艦みねゆき航海長, 護衛艦あたご航海長, 護衛艦隊司令部, 海上自衛隊幹部学校研究部員/戦略研究室教官などを経て2018年4月より現職. 1997年に防衛大学校国際関係学科卒. 2017年に政策研究大学院大学安全保障・国際問題プログラム博士課程修了, 博士(国際関係論)取得. 2018年にはオーストラリア海軍シーパワーセンター/オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学キャンベラ校客員研究員を務めた.

上記内容は本書刊行時のものです。