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デジタル空間とどう向き合うか 鳥海不二夫(著/文) - 日経BP 日本経済新聞出版
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デジタル空間とどう向き合うか (デジタルクウカントドウムキアウカ) 情報的健康の実現をめざして (ジョウホウテキケンコウノジツゲンヲメザシテ)

新書
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新書判
280ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-296-11433-7   COPY
ISBN 13
9784296114337   COPY
ISBN 10h
4-296-11433-6   COPY
ISBN 10
4296114336   COPY
出版者記号
296   COPY
Cコード
C1234  
1:教養 2:新書 34:経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年5月23日
最終更新日
2024年3月11日
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書評掲載情報

2022-09-24 朝日新聞  朝刊
2022-09-03 日本経済新聞  朝刊
2022-08-06 朝日新聞  朝刊
評者: 三牧聖子(同志社大学准教授)
2022-07-30 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

私たちは日々影響力を増すデジタル情報空間とどう折り合いをつけていくべきなのか。気鋭の計算社会科学者と憲法学者による緊急コラボレーション企画。

○インターネットによるデジタル空間は、私たちの生活になくてはならない存在となっている。一方で、フェイクニュースやデマの氾濫、プライバシー漏洩、炎上やハラスメントをはじめ、まったく新しい、かつ困難な課題を投げかけている。ネット上の膨大な情報は、人間の脳の処理能力を超えてしまい、自分の見たい情報しか見なくなる「フィルターバブル」「エコーチェンバー」といった弊害も生まれている。社会の分断を加速し、個人の尊重や自由、民主主義など、憲法が要請する原理原則を脅かす喫緊の問題でもある。

○技術進歩がもたらす便益を享受しつつ、健全な情報空間をどう再構築するか。情報中毒に陥らず、「情報的健康」を実現するために、メディアやプラットフォーム運営者、情報の出し手や受け手、政府や企業は何をすべきなのか。

○本書は、SNS上の「バズり」や「炎上」を分析してきた計算社会科学者の鳥海不二夫氏と、情報社会における人権や自由の問題を考察してきた憲法学者の山本龍彦氏が、デジタル情報空間がもたらすさまざまな課題を論じる。

目次

【目次】
はじめに
第1章 アテンション・エコノミーに支配される私たち 
第2章 デマの拡散や炎上はなぜ起こるのか、誰が起こしているのか 
第3章 分断を加速するフィルターバブルとエコーチェンバー
第4章 デジタル空間と言論の自由 
第5章 プライバシーと尊厳はいかにして保護されるべきか
第6章 情報的健康をどう実現するのか

<巻末付録>共同提言「健全な言論プラットフォームに向けて――デジタル・ダイエット宣言version1.0」

著者プロフィール

鳥海不二夫  (トリウミ フジオ)  (著/文

東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻教授、情報法制研究所理事。

計算社会科学者。博士(工学)。1999年、東京工業大学工学部卒、2004年、東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム専攻博士課程修了。研究分野は計算社会科学、人工知能技術の社会応用。ツイッターなどのSNSや炎上の定量分析で知られる。

山本龍彦  (ヤマモト タツヒコ)  (著/文

慶應義塾大学法務研究科教授
1999年、慶應義塾大学法学部卒業。2001年、同大学院法学研究科修士課程修了。2005年、同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。2007年博士(法学)(慶應義塾大学)。桐蔭横浜大学法学部専任講師、同准教授を経て現職。2017年、ワシントン大学ロースクール客員教授、司法試験考査委員(2014年・2015年)。

上記内容は本書刊行時のものです。