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熱源
発行:文藝春秋
四六判
432ページ
定価
1,850円+税
- 書店発売日
- 2019年8月28日
- 登録日
- 2019年7月31日
- 最終更新日
- 2019年8月20日
書評掲載情報
2021-07-31 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 細谷正充(文芸評論家) |
2019-12-29 |
産經新聞
朝刊 評者: 高橋敏夫(文芸評論家、早稲田大学教授) |
2019-12-28 |
朝日新聞
朝刊 評者: いとうせいこう(作家) |
2019-12-22 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 瀬川拓郎(札幌大学教授・考古学、アイヌ史) |
2019-10-19 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 金子遊(多摩美術大学准教授) |
2019-10-13 |
毎日新聞
朝刊 評者: 中島京子(作家) |
2019-10-05 |
朝日新聞
朝刊 評者: いとうせいこう(作家) |
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紹介
樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。
一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られる。
日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。
文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。
樺太の厳しい風土やアイヌの風俗が鮮やかに描き出され、
国家や民族、思想を超え、人と人が共に生きる姿が示される。
金田一京助がその半生を「あいぬ物語」としてまとめた山辺安之助の生涯を軸に描かれた、
読者の心に「熱」を残さずにはおかない書き下ろし歴史大作。
上記内容は本書刊行時のものです。