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オールドレンズの神のもとで 堀江 敏幸(著/文) - 文藝春秋 【利用不可】
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オールドレンズの神のもとで
発行：文藝春秋
四六判
208ページ
定価
1,650円+税
- 書店発売日
- 2018年6月11日
- 登録日
- 2018年5月5日
- 最終更新日
- 2018年5月30日
書評掲載情報
| 2018-09-16 |
毎日新聞
朝刊 評者: 小島ゆかり（歌人） |
| 2018-07-29 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
わたしの頭部には一センチ四方の小さな正方形の孔があいている。一生に一度、訪れる激しい頭痛とともに、無名の記憶が不意に臨界点を迎えてなだれ込む。眼前を通過する、飛行機雲、マルタ会談、オリンピックのワンシーン。代々繰り返されてきた、一族の男たちを通過する不思議な体験。それはいったい、何を意味するのか。祖父のつぶやいた言葉を手がかりに、わたしは色と呼ばれる現象を考える。いまの世界に失われた何かを描き出す「オールドレンズの神のもとで」ほか、記憶や風景に抱かれたシーンを描き出す、彩り豊かな掌編小説集。
十数年にわたって書かれた18篇のピース。
大事なことは、少し遅れてやってくる。
上記内容は本書刊行時のものです。
