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茶の湯
わび茶の心とかたち
発行:中央公論新社
文庫判
224ページ
定価
860円+税
- 書店発売日
- 2021年1月20日
- 登録日
- 2020年12月5日
- 最終更新日
- 2021年1月13日
書評掲載情報
2021-02-20 |
朝日新聞
朝刊 評者: 山田航(歌人) |
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紹介
にじり口はなぜ狭いのか?廻しのみはいつ始まったのか?芸態から茶会の構造・空間・趣向まで下剋上を背景に発展した茶の湯を民俗・芸能の視点でとらえる
第一章 わび茶の創造
特異なる文化
孤独な茶の湯 日本文化の特殊性 日本と朝鮮 千利休の位置
にじり口と廻しのみ
にじり口の誕生 廻しのみ
第二章 中世からの離脱
茶会の構造
『喫茶往来』 切りすてられた後段
茶会の空間
市中の山居 露地のふるまい 籠る
なぜ点前か
点前か手前か 亭主と客の空間 茶立人から亭主へ
第三章 茶人のふるまい
あぐらから正坐へ
混みあう茶会 片膝とかしこまる
あるきかたの源流
あるく文化 練りあるく 地に足がつく
茶人のすがた
客の心得 新シキガヨシ
茶名と十徳
仮りの名前 十徳とは何か
第四章 茶会の趣向
趣向の成立
ハプニング 淋間茶湯 『祭礼草紙』の問題 風呂のあがりや
風流・やつし・見立て
風流 やつしの美 利休の趣向 付合と見立て
季節感の登場
時候のあいさつ 茶会のなかの季節 ばせを忌に薄茶手向くる寒さ哉
第五章 わび茶の周辺
茶筅の歴史
茶筅のおいたち 王服茶筌由来記 茶筅の民俗性
茶屋の歴史
煎じ物売り 檜垣茶屋 利休亡魂
史料による茶の歴史
上記内容は本書刊行時のものです。