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老いの味わい
発行:中央公論新社
縦18mm
237ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2014年10月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2019-09-15 |
読売新聞
朝刊 評者: 本郷恵子(東京大学教授、中世史学者) |
2019-07-27 |
朝日新聞
朝刊 評者: 柄谷行人(哲学者) |
2018-12-02 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2015-01-25 |
読売新聞
評者: 前田英樹(批評家、立教大学教授) |
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紹介
七十代後半の坂を登り切り、八十歳を超えた作家が見つめる老いの日々。身の回りには、薄い横線で消された名前の目立つ住所録。バッグは肩からすべり落ち、タタミから立ち上がるのに一苦労。そして頭に浮かぶ疑問は、なぜ歳を取ると何事も億劫になるのか、病気の話にかくも熱が入るのか、「ピンピンコロリ」は本当に理想なのか-。一年一年、新しい世界と向き合って歩む日常と思考を丹念に描いた、心に響くエッセイ。
目次
1 人生ノートの余白(歳月重ね、捨て難き物たち
無為の一日の後味 ほか)
2 老いとは生命のこと(ゆとりと怠惰、元気と焦りの間で
何もない平面の恐怖 ほか)
3 古い住所録は生の軌跡(物忘れが叶える境地
その時、こちらはもう… ほか)
4 転ばぬ先の前傾姿勢(八十代初頭の若さとは
転ばぬ先の前傾姿勢 ほか)
5 年齢は常に初体験(幼児の年齢、老人の年齢
キカイ馴染まぬ喫茶店 ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。