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チャイニーズ・タイプライター トーマス・S・マラニー(著/文) - 中央公論新社
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チャイニーズ・タイプライター (チャイニーズ・タイプライター) 漢字と技術の近代史 (カンジトギジュツノキンダイシ)

歴史・地理
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A5判
392ページ
定価 4,500円+税
ISBN
978-4-12-005437-2   COPY
ISBN 13
9784120054372   COPY
ISBN 10h
4-12-005437-3   COPY
ISBN 10
4120054373   COPY
出版者記号
12   COPY
Cコード
C1022  
1:教養 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年4月8日
最終更新日
2021年5月21日
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書評掲載情報

2021-12-25 日本経済新聞  朝刊
評者: 速水健朗(評論家)
2021-09-19 読売新聞  朝刊
評者: 小川さやか(立命館大学教授・文化人類学者)
2021-07-17 朝日新聞  朝刊
評者: 阿古智子(東京大学教授・現代中国研究)
2021-07-10 日本経済新聞  朝刊
評者: 加島卓(東海大学教授)
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紹介

本書の主軸をなすのは、西洋のラテン・アルファベットを基にして作られた「近代」の象徴としてのタイプライターと、中国語との間にある距離感である。その隔たりゆえに中国語そのものに「問題」があるとみなされ、それを克服するための「パズル」が形作られることになる。常に西洋の「本物」のタイプライターを意識しつつ、この「パズル」を解こうとしていく人々の群像を描いていくなかで、漢字についての発想の転換や戦時中の日中関係、入力や予測変換といった現在につながる技術の起源に至るまで、さまざまな話題が展開されている。タイプライターというモノを起点としつつ、それの単なる発明史をはるかに超える射程を持った本であり、関心や専門を問わず広く読まれるべき一冊である。




目 次




謝 辞


序 論 そこにアルファベットはない


第1章 近代との不適合


第2章 中国語のパズル化


第3章 ラディカル・マシン


第4章 キーのないタイプライターをどう呼ぶか?


第5章 漢字圏の支配


第6章 QWERTYは死せり! QWERTY万歳!


第7章 タイピングの反乱


結 論 中国語コンピューターの歴史と入力の時代へ




訳者解説





索引

著者プロフィール

トーマス・S・マラニー  (トーマス・エス・マラニー)  (著/文

スタンフォード大学歴史学部教授。専攻は中国史。ジョン・ホプキンス大学で修士号、コロンビア大学で博士号を取得。著書に、Coming to Terms with the Nation: Ethnic Classification in Modern China(University of California Press, 2010)などがある。

比護遥  (ヒゴハルカ)  (翻訳

1996年、愛知県生まれ。日本学術振興会特別研究員(DC1)・京都大学大学院教育学研究科博士後期課程。専攻はメディア史。東京大学教養学部卒。共訳書にレオ・T・S・チン『反日――植民地後の東アジアにおける感情の政治』(人文書院、近刊)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。