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憂き夜に花を
発行:中央公論新社
四六判
264ページ
定価
1,600円+税
- 書店発売日
- 2020年6月9日
- 登録日
- 2020年5月7日
- 最終更新日
- 2020年5月21日
書評掲載情報
2020-09-20 |
読売新聞
朝刊 評者: 宮部みゆき(作家) |
2020-07-26 |
産經新聞
朝刊 評者: 秋山香乃(小説家) |
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紹介
「飢饉に沈む人々に元気を与えたい」。
男たちの熱い想いがあの花火大会を生んだ。
時は享保。江戸の町は飢饉に沈み、失業者、果ては餓死者までが出る始末。為政者ですら救えないこの町を、文字通り明るく照らそうとする男がいた。花火師・六代目鍵屋弥兵衛。困った人を放っておけないこの男は、江戸中の人を放っておけなかった――!
弥兵衛は自らの小さな工場に仲間を集め、ある計画を練り始める。大川(のちの隅田川)で、将軍の号令のもとに行われる「水神祭」。その場に江戸中の人を集め、一世一代の大仕掛けを披露することであった。
上記内容は本書刊行時のものです。