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転がる検事に苔むさず
発行:小学館
四六判
320ページ
定価
1,600円+税
- 初版年月日
- 2021年9月1日
- 書店発売日
- 2021年8月27日
- 登録日
- 2021年7月8日
- 最終更新日
- 2024年2月4日
書評掲載情報
2021-11-28 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
第3回警察小説大賞受賞で鮮烈デビュー!!
夏の夜、若い男が鉄道の高架から転落し、猛スピードで走る車に衝突した。自殺か、他殺か。戸惑う所轄署の刑事課長は、飲み仲間である検事・久我周平に手助けしてほしいと相談を持ちかける。自殺の線で遺書探しに専念するが、このセールスマンの周辺には灰色の影がちらついた。ペーパーカンパニーを利用した輸入外車取引、ロッカーから見つかった麻薬と現金――死んだ男は何者なのか。交番巡査、新人の女性検事とともに真相に迫る。
◎推薦コメント
これが検事の世界か!
新人とは思えない安定感。
――今野敏氏
窓際検事の逆転劇に刮目せよ。
これがリアルな検事像だ。
――相場英雄氏
私が被疑者なら、久我検事に担当してほしい。
――長岡弘樹氏
これは本物! とんでもない実力派が現れた!
成熟の筆づかいに風格さえも感じさせる。
追いかけるほどに謎が膨らむ展開も見事だが、
内なる炎をたぎらせて正義を貫く職業人の矜持が突き刺さる。
一途な想いは家族や仲間たちにも変化をもたらし、
たったひとつの真実が心の奥底を揺るがせる。
――ブックジャーナリスト内田剛氏
人情をもって悪を照らし出す。
心に泌みる本格検察ミステリー。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者は、元検察担当の現役記者です。豊富な取材経験と知識をもとに描かれた捜査や取調べのリアリティは、警察小説大賞選考会でも選考委員を唸らせました。令和の検察・警察ミステリに新たなる地平を拓くこと必至です!
目次
プロローグ
第一章 川辺の検事
第二章 人事案
第三章 とり急ぎ、雷
第四章 赤提灯
第五章 ボニーのささやき
エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。