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今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義 白井 聡(著/文) - 講談社
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今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義 (イマヲイキルシソウ マルクス セイヲノミコムシホンシュギ)

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発行:講談社
新書判
128ページ
定価 800円+税
ISBN
978-4-06-531196-7   COPY
ISBN 13
9784065311967   COPY
ISBN 10h
4-06-531196-9   COPY
ISBN 10
4065311969   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0210  
0:一般 2:新書 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年1月25日
最終更新日
2024年2月16日
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書評掲載情報

2023-05-06 日本経済新聞  朝刊
2023-03-18 朝日新聞  朝刊
評者: 三牧聖子(同志社大学准教授)
2023-02-25 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

資本という得体の知れない他者が、全地球を、人間の心をも包み込み、圧迫し、窒息させていく。労働力にとどまらず、われわれの感情までも「商品化」される現代社会を、「包摂」という概念をもとに読み解く。

われわれ一人一人が「自分のもの」と信じて疑わない意識、感性、思考のなかにまで、資本主義が浸透し、深化するとはどういうことか――。

【本書のおもな内容】
●それでも資本主義は終わらない
●働く者が自らの労働の主人でなくなってしまう
●社会は自己内部の矛盾によって変化する
●「富一般=商品」となる資本主義特有の現象
●商品物神・貨幣物神・資本物神の下の平等
●資本とは不断で無制限の価値増殖運動
●自分のための労働と資本家のための労働が区別できない
●「最良の労働者」の誕生――新自由主義段階の包摂
●「協働」や「共感」も商品となった――受動性の果てに

「イメージ的に述べるならば、資本主義とは一つのシステムであり、それはそのシステムの外にあるものを自己のなかに次々と取り込んでゆく。「外にあるもの」とは、天然資源であったり、より一般的に自然環境であったり、あるいは人間が生きていくうえで取り結ぶ社会的関係であったりする。さらには、単に取り込んだだけでは終わらない。資本は、資本独特の運動=価値増殖に役立てるために、取り込んだ対象をその運動に適したものへと変容させる。取り込まれたものは、資本主義のロジックによって浸透され、変容させられる。資本主義が「深化する」とは、端的にこのことを指している。しかも、その変容=深化がどこまで続けられるのかは、誰にもわからない。資本主義のロジックのなかに、その限度はない」――「はじめに」より

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上記内容は本書刊行時のものです。