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国商 最後のフィクサー葛西敬之 森 功(著/文) - 講談社
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国商 最後のフィクサー葛西敬之 (コクショウ サイゴノフィクサーカサイヨシユキ)

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発行:講談社
四六判
320ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-06-524127-1   COPY
ISBN 13
9784065241271   COPY
ISBN 10h
4-06-524127-8   COPY
ISBN 10
4065241278   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年11月8日
最終更新日
2024年2月8日
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書評掲載情報

2023-05-20 朝日新聞  朝刊
評者: 青木理(ジャーナリスト)
2023-03-11 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 武田徹(ジャーナリスト)
2023-02-25 毎日新聞  朝刊
評者: 藻谷浩介(日本総合研究所主席研究員)
2023-01-28 毎日新聞  朝刊
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紹介

安倍晋三射殺で「パンドラの箱」が開き、
一気に噴出した日本政財界の闇――
その中心にいたのは、この男だった。
JR東海に君臨し続けた
「アンタッチャブルの男」にはじめて迫る。

「本書が解き明かすのは、鉄道をナショナリズムの道具とするため
権謀術数を駆使した一人の経営者の半生だ。
結果としてそれが日本の鉄道にどれほど負の遺産ももたらしたか。
重い問いが読後にずっしりと残った」
ーー原武史(政治学者・放送大学教授)

「国鉄改革を足掛かりに政官財界に人脈を張り巡らせ、官邸やNHKをも操る。
自らの繁栄こそ国益だと信じた男と、その権勢を後ろ盾とした長期政権。
この十年の権力の核心に迫る圧倒的ノンフィクション」
ーー松本創(ノンフィクションライター)

禁断の「革マル取り込み」で
魑魅魍魎の労働組合を屈服させ、
30年以上にわたりJR東海に君臨。
政官界の人事を自在に操り
安倍晋三最大の後見人となった。
国を憂い、国を導くその一方で、
国益をビジネスに結びつける
「国商」と呼ぶべきフィクサーだった。
国鉄解体という戦後最大の難事に
身を捧げた改革の闘士は
「怪物的黒幕」へといかにして変貌したのか!

(目次より抜粋)
・政策は小料理屋で動く
・靖国神社総代と日本会議中央委員という役割
・国鉄改革三人組それぞれの闘い
・「革マル」松崎明との蜜月時代
・覆された新会社のトップ人事
・鉄パイプ全身殴打事件
・ばら撒かれた「不倫写真」
・頼った警察・検察とのパイプ
・品川駅開業の舞台裏
・名古屋の葛西では満足できない
・安倍総理実現を目指した「四季の会」
・メディアの左傾化を忌み嫌う理由
・傀儡をNHKトップに据えた
・「菅さまのNHK」
・安倍政権に送り込んだ「官邸官僚」たち
・池の平温泉スキー場の「秘密謀議」
・杉田官房副長官誕生の裏事情
・政治問題化したリニア建設計画
・JR東日本とJR東海の覇権争い
・安倍と葛西で決めた「3兆円財政投融資」
・品川本社に財務省のエースが日参
・「最後の夢」リニア計画に垂れ込める暗雲
・JR東海の態度に地元住民が激怒
・「リニア研究会」という名の利権
・安倍晋三への遺言
・大間違いだった分割民営化
・国士か政商か
・覚悟の死

「権力者には宿命的な不安と恐怖が生まれる。
夢のためには権力を手放してはならない……」
(本書「おわりに」より)

著者プロフィール

森 功  (モリ イサオ)  (著/文

森 功(もり・いさお) 
1961年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。岡山大学文学部卒業後、伊勢新聞社、「週刊新潮」編集部などを経て、2003年に独立。2008年、2009年に2年連続で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。2018年には『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞受賞。『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』『官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪』『ならずもの 井上雅博伝――ヤフーを作った男』『鬼才 伝説の編集人 齋藤十一』など著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。