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出版者情報
寿命遺伝子 なぜ老いるのか 何が長寿を導くのか
- 書店発売日
- 2021年3月18日
- 登録日
- 2021年2月8日
- 最終更新日
- 2021年3月19日
書評掲載情報
2021-06-06 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
1988年、米国・カリフォルニア大学のとある研究室で、体長1ミリの「線虫」の寿命が、たった一つの遺伝子の変異によって大幅に延びた。世界初の寿命遺伝子「エイジ1」発見の瞬間だった。人類の究極の夢「不老長寿」は、遺伝子によってかなえられるのか? 世界の研究機関で「遺伝子ハンター」たちによる熾烈な遺伝子獲得競争が始まった。次々に見つかる寿命遺伝子たちによって明かされる「長寿のメカニズム」と、そこから見えてくる「老化」と「寿命」の驚くべき本質に迫る!
●「インスリン」を受容する遺伝子が欠損すると、線虫もヒトも長寿になる
●脳の「インスリン受容」を抑えたマウスは「認知症」になりにくく長寿化
●「老化脳」を守護する遺伝子が多く発現すると長寿になる
●ヒトではおよそ70歳のときに遺伝子の発現に逆転現象がみられる
●エネルギーの産生を「ゆっくり」にしたマウスは長寿化した
●たった一つの遺伝子の変異で急速な老化を引き起こす「プロジェリア」
●「赤ワインを飲むと長寿になる」説はどうなったのか
●イースター島の土からとれた薬剤は「夢の長寿薬」となるか
●百寿者の遺伝子はどうなっているのか
●酵母からヒトまでに共通する、寿命をコントロールする基盤がみえてきた
目次
第1章 老化 age-1 ライフヒストリー
第2章 寿命 daf-2 延びゆく命
第3章 遺伝 daf-16 つながるカスケード
第4章 疾患 win 急速に進む老い
第5章 悩脳 igf1r 長寿化を主導する組織
第6章 神経 rest 老化ニューロンの守護神
第7章 時間 clk-1 身体にひそむ暦
第8章 情報 shc ストレスと環境適応
第9章 受容 methuselah 長老の教え
第10章 修飾 sir-2 化粧する遺伝子
第11章 代謝 tor 代謝の目付け役
第12章 進化 見えてきた共通基盤
第13章 百寿 ライフスタシス
上記内容は本書刊行時のものです。