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こんな日もある 競馬徒然草 古井 由吉(著/文) - 講談社
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こんな日もある 競馬徒然草 (コンナヒモアル ケイバツレヅレグサ)

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発行:講談社
四六判
306ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-06-522270-6   COPY
ISBN 13
9784065222706   COPY
ISBN 10h
4-06-522270-2   COPY
ISBN 10
4065222702   COPY
出版者記号
06   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年1月6日
最終更新日
2021年2月10日
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書評掲載情報

2021-05-01 毎日新聞  朝刊
評者: 渡邊十絲子(詩人)
2021-04-11 産經新聞  朝刊
評者: 伊藤氏貴(文芸評論家)
2021-03-20 日本経済新聞  朝刊
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紹介

ツキにからかわれるのも、人生長い目で見れば悪いことではない。
年々歳々、馬とともに春夏秋冬をめぐり、移り変わる人と時代を見つめ続けた作家の足跡。
日本文学の巨星が三十余年にわたり書き継いだ名篇エッセイ、初書籍化。
編・解説:高橋源一郎

何年先のことになるやら、たとえばダービーの日のスタンドかテレビの前で、そういえばあの男、このダービーをもう知らないんだ、と生前の私のことをちらりと思い出す人がいるかもしれない、と今からそんなことを考えると、心細いようで、あんがい、慰められる気持ちになる。自分一個の生涯を超えて続く楽しみを持つことは、そしてその楽しみを共にする人たちがこれからも大勢いると考えられることは、自分の生涯が先へ先へ、はるか遠くまで送られて行く、リレーされて行くようで、ありがたいことだ。
(本文より)

著者プロフィール

古井 由吉  (フルイ ヨシキチ)  (著/文

ふるい・よしきち(1937・11・19~2020・2・18)小説家。東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了。大学教員となりブロッホ、ムージル等を翻訳。文学同人誌「白描」に小説を発表。1970年、大学を退職。71年、「杳子」で芥川賞受賞。黒井千次、高井有一、坂上弘らと〈内向の世代〉と称される。77年、高井らと同人誌「文体」を創刊(80年、12号で終刊)。83年、『槿』で谷崎潤一郎賞、87年、「中山坂」で川端康成文学賞、90年、『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年、『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。その他の作品に『山躁賦』『野川』『辻』『白暗淵』『蜩の声』『雨の裾』『この道』『詩への小路 ドゥイノの悲歌』等がある。

上記内容は本書刊行時のものです。