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夜の歌 上 なかにし 礼(著/文) - 講談社 【利用不可】
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出版者情報
夜の歌 上
発行：講談社
文庫判
480ページ
定価
860円+税
- 書店発売日
- 2020年1月15日
- 登録日
- 2019年11月14日
- 最終更新日
- 2020年1月8日
書評掲載情報
| 2020-01-26 |
読売新聞
朝刊 評者: 本多正一（文筆家） |
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紹介
私が初めてゴーストと出会ったのは昭和40年11月15日の深夜、心臓発作で入院した日のことだった。ゴーストはベッドに横たわる私に「吐息の交換」とやらを迫り、防毒マスクを着けさせた。そして、「最高塔に登り黄金の酒を飲んで、詩人としての至福のヴィジョンを手に入れる」ことを強いてきた。目覚めるとゴーストは消え、私は満洲の避難列車の中にいた。まるでタイムトラベルのように、少年時代の追体験が始まっていた……。
上記内容は本書刊行時のものです。
