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出版者情報
寺山修司全歌集
発行:講談社
文庫判
352ページ
定価
1,260円+税
- 初版年月日
- 2011年9月
- 書店発売日
- 2011年9月13日
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2024年2月28日
書評掲載情報
2020-01-26 | 読売新聞 朝刊 |
2016-09-04 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 藤沢周(作家) |
2013-06-23 |
毎日新聞
評者: 長部日出雄(作家) |
2011-09-25 | 東京新聞/中日新聞 |
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紹介
短歌、俳句、詩、エッセイ、評論、演劇……。芸術のジャンルを軽々と飛び越え、その鬼才ぶりを発揮した寺山修司。言葉の錬金術師は歌う。故郷を、愛を、青春を、父を、そして祖国を! 短歌の黄金律を、泥臭く、汗臭く、血腥い呪文へと変貌させる圧倒的な言語魔術に酔いしれる。(講談社学術文庫)
横溢する言葉の魔力
短歌、俳句、詩、エッセイ、評論、演劇……。芸術のジャンルを軽々と飛び越え、その鬼才ぶりを発揮した寺山修司。言葉の錬金術師は歌う。故郷を、愛を、青春を、父を、そして祖国を! 短歌の黄金律を、泥臭く、汗臭く、血腥い呪文へと変貌させる圧倒的な言語魔術に酔いしれる。
(解説「アルカディアの魔王」塚本邦雄 解説「透明な魔術」穂村弘)
寺山修司の場合はどうか。……一見したところ、等身大の<私>が我々の知っている日本に生きているように思えるのだ。だが、寺山ワールドの<私>は神が自らに似せて作った傀儡に過ぎない。作者=本当の私は、五七五七七という定型空間の外部にいて、神のように全てをコントロールしている。――<「解説2 透明な魔術」穂村弘より>
※本書は『寺山修司全歌集』(風土社、沖積舎)を底本にした。
目次
田園に死す
恐山
犬神
子守唄
山姥
家出節
新・病草紙
新・餓鬼草紙
跋
初期歌篇
燃ゆる頬
記憶する生
季節が僕を連れ去ったあとに
夏美の歌
空には本
チエホフ祭
冬の斧
直角な空
浮浪児
熱い茎
少年
祖国喪失
僕のノオト
血と麦
砒素とブルース
血と麦
老年物語
映子を見つめる
蜥蜴の時代
真夏の死
血
うつむく日本人
私のノオト
未刊歌集 テーブルの上の荒野
テーブルの上の荒野
ボクシング
煮ゆるジャム
飛ばない男
罪
遺伝
花札伝綺
跋
上記内容は本書刊行時のものです。