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出版者情報
豊かさ幻想 戦後日本が目指したもの
発行:KADOKAWA
四六判
304ページ
定価
1,700円+税
- 初版年月日
- 2019年3月28日
- 書店発売日
- 2019年3月28日
- 登録日
- 2019年3月8日
- 最終更新日
- 2019年3月12日
書評掲載情報
2021-11-27 |
朝日新聞
朝刊 評者: 生井英考(立教大学アメリカ研究所所員) |
2019-05-19 | 読売新聞 朝刊 |
2019-05-05 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
「幸福な暮らし」とは何だろう。昭和どころか平成すらも終わろうとしている今、戦後の占領期の、「開発すれば、大規模なイベントをすれば、遮二無二働けば豊かになる」という考え方が再び頭をもたげているようにも思われる。アメリカ博覧会、国土開発プロジェクト、公害などの歴史をひもとくことで、開発、発展、生産性という言葉が、日本において豊かさや幸福とどのように結びつけられてきたのか、その来歴を考え、現代への警笛を鳴らす。
【目次】
序 章 「豊かさ」の夢
第二章 アメリカ的な豊かさと展示される事物―空間の地政学
第三章 国土開発、産業化と豊かさへの確信―空間の文化・政治・経済学
第四章 道路開発と豊かさへの幻想―国土空間のネットワーク化と物質化
第五章 性と生―家族計画と身体空間への介入
第六章 物質的豊かさと収奪される身体空間
第七章 港都四日市の輝ける未来と公害―イデオロギー装置としての風景
第八章 豊かさという幻想の虚構性(から目覚める)
終 章 「昭和」を終わらせる力に抗して
上記内容は本書刊行時のものです。