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古典歳時記 吉海 直人(著/文) - KADOKAWA
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古典歳時記 (コテンサイジキ)

文芸
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四六判
224ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-04-703657-4   COPY
ISBN 13
9784047036574   COPY
ISBN 10h
4-04-703657-9   COPY
ISBN 10
4047036579   COPY
出版者記号
04   COPY
Cコード
C0395  
0:一般 3:全集・双書 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2018年9月21日
書店発売日
登録日
2018年8月1日
最終更新日
2018年9月6日
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書評掲載情報

2018-11-18 東京新聞/中日新聞  朝刊
2018-11-11 産經新聞  朝刊
評者: 郭南燕(日本語文学者)
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紹介

古来、日本人は自然に寄り添い、時季を楽しんできた。旬の食べ物、花や野鳥、気候や年中行事……折々の暮らしに根ざしたテーマを厳選し、時事的な話題・歴史的な出来事を入り口に、四季折々のことばの語源と意味を解き明かす。「『春はあけぼの』は平安朝の人々の美意識ではなかった」「西行の詠んだ『花』は何か」「あじさいは平安朝の女流文学には出てこない」など、文学の知識も学べる古典文化の案内書。

目次
第一部 正月/第二部 春/第三部 夏/第四部 秋/第五部 冬/第六部 京都文化

目次

●第一部 正月
日本の「暦(こよみ)」について/「初夢」と「宝船」/「七草粥」の由来
●第二部 春
「節分」/日本人と「梅」/菅原伝授手習鑑/「春はあけぼの」は平安朝の美意識ではなかった/唱歌「春が来た」の「に」と「で」/唱歌「朧月夜」の話/「花」と『源氏物語』/西行「願はくは花の下にて」歌をめぐって/春眠暁を覚えず」をめぐって/「水取りや籠り(氷)の僧の沓の音」(芭蕉)/三月三日は「桃の節句」/「蛍の光」変奏曲(卒業式)/「仰げば尊し」の顛末(卒業式)/「サクラサク」について(入学式)/ツバメの文学史
●第三部 夏
古池やかはづ飛び込む水の音(芭蕉)/実のならない「八重山吹」(道灌説話)/「ほととぎす」をめぐって/お茶の伝来(夏も近づく八十八夜)/「端午の節句」/「柏餅」をめぐって/五月十五日の「葵祭」と『源氏物語』/「牡丹」からの連想/六月二十一日は「夏至」/六月三十日は「水無月祓い」/「梅雨」に思うこと/「あじさい」の季節になりました/桃太郎のとがった「桃」について/祇園祭の「保昌山」(七月)/土用の丑の日
●第四部 秋
八月七日は「立秋」/七月七日は「七夕」/「朝顔やつるべ取られてもらひ水」(加賀千代女)/秋の七草/八月十六日は大文字送り火/九月二十三日は「秋分の日」/「ぼたもち」と「おはぎ」/「松虫」と「鈴虫」/「きりぎりす」と「こおろぎ」──「虫の声」/「野分」をめぐって/「名月」と「満月」/「菊」にまつわるお話/柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺(子規)/「鹿鳴」雑話
●第五部 冬
冬の「千鳥」/藤原道長の望月の歌(千年紀)/十月二十二日は「時代祭」/十一月一日は古典の日(源氏物語千年紀)/十一月十五日は「七五三」/「冬来りなば春遠からじ」/「榊(賢木)」をめぐって/『竹取物語』の竹/「落雁」の由来
●第六部 京都文化
京都御所案内/「蛤御門」について/JR京都駅0番ホームの謎/東の鴨川、西の大堰川/京都の「あがる」「さがる」/京へ筑紫に坂東さ/嵯峨野の由来

著者プロフィール

吉海 直人  (ヨシカイ ナオト)  (著/文

1953年、長崎県生まれ。國學院大學大学院修了。博士(文学)。現在、同志社女子大学表象文化学部日本語日本文学科教授。専門は平安時代の物語文学・和歌文学。「異本百人一首」の発見をはじめ、かるたや浮世絵などの関連資料を多数発掘・紹介している。

上記内容は本書刊行時のものです。