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発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ 小倉 ヒラク(著/文) - KADOKAWA
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発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ (ハッコウブンカジンルイガク ビセイブツカラミタシャカイノカタチ)

文庫
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文庫判
400ページ
定価 800円+税
ISBN
978-4-04-109291-0   COPY
ISBN 13
9784041092910   COPY
ISBN 10h
4-04-109291-4   COPY
ISBN 10
4041092914   COPY
出版者記号
04   COPY
Cコード
C0195  
0:一般 1:文庫 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年6月25日
書店発売日
登録日
2020年5月13日
最終更新日
2024年4月10日
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書評掲載情報

2024-03-02 日本経済新聞  朝刊
評者: 川野里子(歌人)
2020-07-25 朝日新聞  朝刊
評者: 堀部篤史(書店「誠光社」店主)
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紹介

味噌、醤油、ヨーグルト、日本酒、ワインなど、世界中にある発酵食品。著者はあるきっかけで“発酵”に魅せられ、日本だけでなく世界各地に伝承された美味なる食品を求めて旅をした。発酵とは、見えない自然を捉え、ミクロの生物と関係を結び、暮らしの中に喜びを埋め込む。この総体が発酵文化であり、そのローカル文化を通して人類の不思議を解くのが「発酵文化人類学」。発酵には、オーガニック、美容、ライフスタイル、イノベーションへの発展の側面があり、単なる食品にとどまらず、人間にとっての未来の可能性があり、歴史・文化を見直すきっかけになる。発酵は、今、人類の未来を左右する最も注目を集めている分野のひとつと言える理由がそこにある。
著者は発酵のしくみや人間と微生物との関わりを学ぶ中で、発見した。発酵には未来と過去があり、“微生物と人間の共存”は社会を見直すキーワードそのものだということを。
生物学、哲学、芸術、文化人類学などの専門用語を平易に解説した待望の文庫化。参考文献満載。解説・橘ケンチ(EXILE)

目次

はじめに 発酵をめぐる冒険に、いざ出発
  Column1 発酵ってそもそも何ぞや?
PART1 ホモファーメンタム 
      発酵する、ゆえに我あり
  解説
  Column2 発酵と腐敗を分かつもの
PART2 風土と菌のブリコラージュ 
      手前みそとDIYムーブメント
  解説
  Column3 発酵文化の見取り図
PART3 制限から生まれる多様性 
      マイナスをプラスに醸すデザイン術
  解説
  Column4 発酵菌と酵素の違いとは?
PART4 ヒトと菌の贈与経済 
      巡り続けるコミュニケーションの環
 解説
  Column5 恥ずかしくて人に聞けないお酒の基本
PART5 醸造芸術論 
      美と感性のコスモロジー
  解説
  Column6 醸造とは何か?
PART6 発酵的ワークスタイル 
      醸造家たちの喜怒哀楽
  解説
  Column7 発酵ムーブメントの見取り図
PART7 よみがえるヤマタノオロチ 
      発酵の未来は、ヒトの未来
  解説
あとがき いざ、次なる冒険へ!
文庫版あとかき 
解説・橘ケンチ(EXILE)

著者プロフィール

小倉 ヒラク  (オグラ ヒラク)  (著/文

発酵デザイナー。「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家たちと商品開発やワークショップ、イベント、講演会などを開催。東京農業大学で研究生として発酵学を学び、山梨県に発酵ラボを作り、日々菌を育てている。絵本&アニメ『てまえみそのうた』でグッドデザイン賞2014受賞。大学で発酵学の講師を務めるほか、海外でも活動。2019年渋谷ヒカリエで発酵ツーリズム展を開催。20年4月には下北沢に『発酵デパートメント』ショップをオープン予定。

上記内容は本書刊行時のものです。