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出版者情報
龍華記
発行:KADOKAWA
四六変型判
328ページ
定価
1,700円+税
- 初版年月日
- 2018年9月28日
- 書店発売日
- 2018年9月28日
- 登録日
- 2018年7月27日
- 最終更新日
- 2018年9月12日
書評掲載情報
2018-11-11 | 毎日新聞 朝刊 |
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紹介
高貴な生まれながら、興福寺の僧兵に身を置く、範長。
興福寺を守る使命を背負う範長の従兄弟、信円。
そして、南都焼討からの復興に奔走する仏師、運慶。
時は、平家が繁栄を極める平安末期。高貴な出自でありながら、悪僧(僧兵)として南都興福寺に身を置く範長は、都からやってくるという国検非違使別当らに危惧をいだいていた。検非違使が来るということは、興福寺がある南都をも、平家が支配するという目論みだからだ。検非違使の南都入りを阻止するため、仲間の僧兵たちとともに、般若坂へ向かう範長。だが、検非違使らとの小競り合いが思わぬ乱戦となってしまった。激しい戦いの最中、検非違使別当を殺めた範長は、己の犯した罪の大きさをまだ知らなかった──平家が南都を火の海にし、人々を憎しみの連鎖に巻き込もうとすることを。
上記内容は本書刊行時のものです。