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出版者情報
ミネルヴァとマルス 上 昭和の妖怪・岸信介
発行:KADOKAWA
四六変型判
368ページ
定価
1,850円+税
- 初版年月日
- 2019年3月29日
- 書店発売日
- 2019年3月29日
- 登録日
- 2019年2月1日
- 最終更新日
- 2019年3月13日
書評掲載情報
2019-09-08 | 毎日新聞 朝刊 |
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紹介
激動の昭和で、常に権力の中枢にいた稀代の政治家・岸信介が目指したものとは?
これからの日本を語り合うための、歴史ドキュメント小説!
昭和8年(1933)。商工省・臨時産業合理局事務官の岸信介は、組織の枠を超えて活躍していた。
人当たりがよく、話もうまい。上司にも女にも気に入られる岸は、末は次官や大臣にもなるのではないか、と目されていた。
国家運営の根幹は経済であり、列強と対峙していくには武力ではなく経済力が必要だと説く岸は、関東軍が支配する満洲に乗り込み産業発展に邁進、日産コンツェルンの満洲移転という奇手の実現を図る。
が、戦争は泥沼化してゆき――。
きな臭い時代にこそ、文官の役割は重大だ。
マルス(武の神)ではなく、ミネルヴァ(文の神)こそが先頭に立たねばならない。
目次
上巻目次
第一章 男の嫉妬
第二章 真っ白なカンヴァス
第三章 渡満
第四章 大事には金がかかる
第五章 矛盾の大陸
第六章 官僚から政治家へ
第七章 政変、また政変
第八章 情け無用の闘い
第九章 リターン・マッチ
第十章 フラッシュとモーニング
第十一章 最後通牒
第十二章 戦争指導
第十三章 喧嘩師の血
第十四章 巣鴨プリズン
上記内容は本書刊行時のものです。