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生かさず、殺さず 久坂部 羊(著/文) - 朝日新聞出版
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生かさず、殺さず (イカサズ、コロサズ)

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四六判
厚さ27mm
重さ 480g
312ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-02-251688-6   COPY
ISBN 13
9784022516886   COPY
ISBN 10h
4-02-251688-7   COPY
ISBN 10
4022516887   COPY
出版者記号
02   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年6月30日
書店発売日
登録日
2020年4月24日
最終更新日
2020年6月4日
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書評掲載情報

2020-08-09 産經新聞  朝刊
2020-08-01 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 原口真智子(作家)
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紹介

息もつかせぬストーリー展開で、認知症専門病棟の医師と看護師、家族の壮絶で笑うに笑えない本音を、現役の医師が描いた医療サスペンスの傑作。認知症の患者も、がんや糖尿病などさまざまな病気を患う。彼らをどのように治療すべきか。一般の患者なら、検査や治療に協力も得られるが、認知症の患者はスムーズにはいかない。認知症患者専門病棟「にんにん病棟」では、主人公の医長の三杉や看護師たちが、日々認知症相手ならではの奮闘を続けている。とりわけ看護師たちの苦労は並大抵ではない。 一方、医者から作家に転じた坂崎は、鳴かず飛ばずのスランプを脱するべく、三杉をモデルにした小説を企てて、取材協力を求めてきた。坂崎は三杉が密かに悔やむ過去を知っており、それをネタに三杉を追い詰め、窮地に陥れて、小説にしようとするが……。治療が認知症患者に必要以上の苦痛をもたらすとき、いったい医師は、どのような治療を選択すればよいのか。そこにある葛藤と逡巡。在宅医療を知る医師でもある著者の既刊『老乱』『老父よ、帰れ』につぐ「認知症小説」の決定版。

上記内容は本書刊行時のものです。