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人種主義の歴史
発行:岩波書店
新書判
縦173mm
横107mm
厚さ11mm
重さ 176g
270ページ
定価
940円+税
- 初版年月日
- 2022年5月20日
- 書店発売日
- 2022年5月24日
- 登録日
- 2022年4月10日
- 最終更新日
- 2022年5月18日
書評掲載情報
2022-08-06 |
毎日新聞
朝刊 評者: 飯島洋一(多摩美術大学教授・建築評論) |
2022-07-30 |
朝日新聞
朝刊 評者: 藤野裕子(早稲田大学教授・日本近現代史) |
2022-06-25 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2022-05-28 |
朝日新聞
朝刊 評者: 三牧聖子(同志社大学准教授) |
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紹介
「人種」という根拠なき考えに基づいて、人を差別・排除する。人種主義(レイシズム)は、ナショナリズム、植民地主義、反ユダヤ主義等と結びつき、近代世界に計りしれぬ惨禍をもたらし、ヘイトスピーチや黒人差別など、現代にも深い影を落としている。大航海時代から今日まで、その思想と実態を世界史的視座から捉える入門書。
目次
序章 人種主義を問う
第一章 「他者」との遭遇――アメリカ世界からアフリカへ
第1節 大航海時代
第2節 ノアの呪い――黒人蔑視の淵源
第二章 啓蒙の時代――平等と不平等の揺らぎ
第1節 人間を分類する
第2節 思想家たちと奴隷/奴隷制
第三章 科学と大衆化の一九世紀――可視化される「優劣」
第1節 人間の探究と言語学
第2節 人種の理論書
第3節 優劣を判定する科学
第四章 ナショナリズムの時代――顕在化する差異と差別
第1節 諸科学の叢生
第2節 国民国家の形成と人種
第3節 新らたな視角――黄禍論、イスラーム、反ユダヤ主義
第五章 戦争の二〇世紀に
第1節 植民地支配とその惨禍
第2節 ナチズム下の人種政策
第3節 逆転の位相
終章 再生産される人種主義
あとがき
主要参考文献/図版出典一覧
上記内容は本書刊行時のものです。