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森と木と建築の日本史 海野 聡(著/文) - 岩波書店
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森と木と建築の日本史 (モリトキトケンチクノニホンシ)

新書
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発行:岩波書店
新書判
縦173mm 横107mm 厚さ11mm
重さ 174g
264ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-00-431926-9   COPY
ISBN 13
9784004319269   COPY
ISBN 10h
4-00-431926-9   COPY
ISBN 10
4004319269   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0221  
0:一般 2:新書 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年4月20日
書店発売日
登録日
2022年3月10日
最終更新日
2024年4月9日
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書評掲載情報

2022-07-30 東京新聞/中日新聞  朝刊
2022-07-24 読売新聞  朝刊
評者: 金子拓(東京大学准教授・歴史学者)
2022-06-04 朝日新聞  朝刊
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紹介

衣食住から信仰に至るまで、日本の歴史とは、木とともに歩んだ歴史であるといっても過言ではない。森のめぐみを享受した先史時代、都城や寺院などの大量造営が展開した古代から、森との共生を目ざす現代まで――建築のみならず流通にも着目し、また考古・民俗・技術などの知見も駆使して、人びとが育んだ「木の文化」を描く。

目次

序章 日本の森林と木の文化

第一章 木と人のいとなみ
一 森林と人のかかわり
二 生活のなかの木材と森林の変化
三 木の特性を知る
四 木を加工する

第二章 豊かな森のめぐみ――古代
一 豊富な資源が可能にした大量造営の時代
二 産地から現場まで――どのように運ばれたか
三 適材適所の利用――各地の事例から
四 木の特性を熟知していた古代人

第三章 奪われる森と技術のあゆみ――中世
一 巨材の減少――大仏殿造営からわかる資源枯渇
二 進む利権化
三 樹種を使い分ける
四 革新的な道具の登場
五 海をわたる木材

第四章 荒廃と保全のせめぎあい――近世
一 消極的保全から積極的保全へ――資源保護の模索
二 大火がもたらした流通の変化
三 広がる樹種の選択
四 信仰を受け継ぐために――御杣山と神宮備林
五 巨材の探求と技術革新

終章 未来へのたすき――近代から現代
一 今もつづく運搬の苦労
二 木材不足から紡ぐ森林へ
三 おわりにかえて

あとがき
主要参考文献
図版出典一覧

著者プロフィール

海野 聡  (ウンノ サトシ)  (著/文

海野 聡(うんの さとし)
1983年,千葉県生まれ.2009年,東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中退.博士(工学).奈良文化財研究所を経て,
現在―東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授
専門―日本建築史・文化財保存
著書―『奈良で学ぶ 寺院建築入門』(集英社新書)
   『日本建築史講義――木造建築がひもとく技術と社会』(学芸出版社)
   『古建築を復元する――過去と現在の架け橋』(吉川弘文館)
   『建物が語る日本の歴史』(吉川弘文館)
   『奈良時代建築の造営体制と維持管理』(吉川弘文館)

上記内容は本書刊行時のものです。