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カテリーナの伝えたい5つのこと
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年5月5日
- 書店発売日
- 2023年5月1日
- 登録日
- 2023年3月14日
- 最終更新日
- 2023年5月5日
書評掲載情報
2023-05-23 | 東京新聞/中日新聞 |
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紹介
ウクライナの民族楽器・バンドゥーラ奏者として、全国で年間300公演を超えるコンサート活動を行うカテリーナ。
チェルノブイリ原発から2.5kmの町で生まれ、生後1か月で原発事故に遭遇。その後、被災者の子どもたちの音楽団での活動を経て、19歳から日本で演奏活動を行うようになりました。
そしていま、祖国ウクライナが戦禍に巻き込まれ、平和を願うコンサートを、より活動的に展開しているカテリーナ。
そんな彼女が、戦争のこと、自分を支えてきた音楽のこと、祖国ウクライナのこと、そして生い立ちなど、ステージでは伝えられない胸中を明かしました。
目次
1 生い立ちについて
・生まれたのは、チェルノブイリ原発から二・五キロほど離れた場所。
その約1か月後に原発事故が起こりました。
・六歳になったとき、私の「遊び」は終わってしまいました。
・日本ってどこにあるの? そう思っていたけど、
初めて空港に降りた瞬間から、好きになった。
2 音楽について
・ウクライナにあった二つのバンドゥーラ工場。
それはもう戦争でなくなってしまいました。
・その場で感じて思ったこと。
それをそのまま伝え、歌うようにしています。
・ずっと好きで歌い続けてきた
「しあわせの鳥」。
3 戦争のこと
・自分の家に帰れなくなる。電話もメールもできなくなる。
事故や病気ではなく、戦争で。
・嬉しいことでも悲しいことでも、
伝えたいことは、すぐに伝えた方がいい。
・自分だけ平和で安全なところにいる。
親戚や友達、みんな戦争が始まったところにいる。
4 ウクライナのこと
・ウクライナはウクライナ。
ロシアとは文化、伝統、言葉も違うのです。
・ウクライナは私にとって「第一のふるさと」。
そして日本も「ふるさと」なのです。
・ウクライナ。それは国民にとっての
「おかあさん」でもあります。
・戦争前の綺麗な景色。そして現在のウクライナの景色。
ふたつの景色を伝えていきたい。
5 そして…夢
・前に一歩踏み出すのは、すごく怖い。それでも挑戦する。
家族と別れて一人になっても、味方がいない時でも。
・ほんとうに願うことがあるのなら、
決してあきらめないでほしいのです。
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。