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井上靖 未発表初期短篇集 井上靖(著/文) - 七月社
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井上靖 未発表初期短篇集

発行:七月社
四六判
280ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-909544-04-9
Cコード
C0093
一般 単行本 日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年3月
書店発売日
登録日
2019年2月15日
最終更新日
2019年3月22日
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書評掲載情報

2019-05-12 産經新聞  朝刊
評者: 重里徹也(聖徳大学教授、文芸評論家)

紹介

文壇に登場する以前、雌伏と暗中模索の戦前期に書かれた作品群を初公刊。ユーモア・ミステリ・時代物と、多彩なジャンルで自らの可能性を試していた、昭和の文豪の知られざる20代の軌跡。未発表のまま長くしまわれていた、戦後唯一の戯曲も併せて収録。

目次

Ⅰ ユーモア小説
昇給綺談
就職圏外

Ⅱ 探偵小説
復讐
黒い流れ
白薔薇は語る

Ⅲ 時代小説
文永日本

Ⅳ 戯曲
夜霧

翻刻・校訂にあたって──各作品の特記事項
解説──小説「猟銃」への序章 高木伸幸
未発表初期作品草稿解説 曾根博義

版元から一言

新潮社版「井上靖全集」編纂時に見つかりながら、「既発表作品に限る」という全集の方針のため、活字化されなかった未発表原稿から、読みごたえのある作品を選び一冊にまとめました。
学生やサラリーマンを主人公にした軽妙なユーモア小説や、乱歩に影響を受けたような「新青年」風のミステリなど、デビュー後の井上作品のイメージとは一線を画す、しかし若い作者の創作意欲が爆発した作品群です。
最後に収めた戯曲は、戦争を背景に「愛とは何か」を問う内容で、こちらも作家デビュー前ですが、方向性もさだまり、まさに井上靖の世界。きれいな清書原稿のまま残されていましたが、どこにも発表されなかったようです。
稀代のストーリーテラーの若き日の作品群をお楽しみください。

著者プロフィール

井上靖  (イノウエヤスシ)  (著/文

1907年旭川市生まれ。京都帝国大学文学部を36年に卒業後、毎日新聞大阪本社へ入社。50年「闘牛」で芥川賞受賞後、毎日新聞社を退社し、以降数々の名作を執筆する。『天平の甍』で芸術選奨文部大臣賞、『氷壁』で日本芸術院賞、その後も毎日芸術大賞、野間文芸賞、読売文学賞、日本文学大賞などを受賞。76年文化勲章を受章。

高木伸幸  (タカギノブユキ)  (編集

1966年埼玉県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。ラ・サール中学校・高等学校教諭をへて、2009年より別府大学准教授、2014年より教授。専攻は日本近現代文学(主に井上靖や梅崎春生)、昭和文学史、戦後文学、国語科教育法。著書に『井上靖研究序説──材料の意匠化の方法』(武蔵野書房、2002年)『梅崎春生研究──戦争・偽者・戦後社会』(和泉書院、2018年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。