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ホスピス病棟の夏 川村 湊(著/文) - 田畑書店
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ホスピス病棟の夏

発行:田畑書店
四六判
256ページ
上製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-8038-0354-9
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年11月11日
書店発売日
登録日
2018年10月10日
最終更新日
2018年11月12日
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書評掲載情報

2019-03-09 図書新聞  3391号
評者: 伊藤氏貴
2019-01-12 西日本新聞  朝刊
評者: 原口真智子

紹介

学生時代に出会って以来、文芸批評家の仕事を支え、また「文学的同志」として人生を共にしてきた最愛の妻が、乳がんにかかった……最後まで聡明さと向日性を失わずに逝った妻を、ホスピス病棟で看取った〈看病記〉。そして妻の没後まもまく郷里に帰り、人工透析を受けながら自らの身体を蝕む病(腎臓病と糖尿病)とたたかう〈闘病記〉……そんな痛苦に満ちた日々にあって唯一、精神の拠り所となったのは「すべてを書き留める」ことだった。 文芸批評家が初めて他者のテクストを離れ、自らの等身大の姿を赤裸々に綴った〈魂の報告書(エクリチュール)〉!

版元から一言

江藤淳『妻と私』、西部邁『妻と僕』、川本三郎『いまも、君を想う』……最愛の妻を失った文芸批評家の随筆の名作はいくつかありますが、そのなかで本書に特異なのは、「ホスピス病棟」での看病の日常と、自らの「人工透析」に関するディテールを、ある時には〈記録者〉に徹して克明に記し、またある時には〈魂の報告者〉として溢れ出る感情を余すところなく書き留める、その両者が渾然一体としているところです。結果として本書は、エッセイや小説を越えた、〈エクリチュール〉としか呼びようのない稀有な感動を与える一冊になっています。

著者プロフィール

川村 湊  (カワムラ ミナト)  (著/文

1951年、北海道生まれ。法政大学法学部卒業。文芸批評家。法政大学名誉教授。著書に『異郷の昭和文学――「満州」と近代日本』(岩波書店)、『闇の摩多羅神――変幻する異神を追う』(河出書房新社)、『戦争の谺――軍国・皇国・神国のゆくえ』(白水社)、『紙の砦――自衛隊文学論』、『銀幕のキノコ雲――映画はいかに「原子力/核」を描いてきたか』(以上、インパクト出版会)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。