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チャイナドレス大全 謝黎(著) - 青弓社
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チャイナドレス大全 文化・歴史・思想

発行:青弓社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ17mm
重さ 369g
232ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7872-3470-4
Cコード
C0039
一般 単行本 民族・風習
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年6月24日
書店発売日
登録日
2020年4月6日
最終更新日
2020年7月17日
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紹介

チャイナドレスの起源は清朝時代の貴族が着た衣服で、清末期から民国期を経て、国際都市・上海で大流行して一世を風靡した。その後、中華人民共和国の樹立、文化大革命期、改革開放期へと激動した社会に伴って変化した受容と、海外での消費の実態とを描き出す。

目次

はじめに

序 章 なぜ旗袍(チャイナドレス)なのか
 1 問題意識――旗袍をどうとらえるか
 2 これまでの旗袍研究
 3 本書の構成

第1章 旗袍の由来
 1 袍服の歴史
 2 旗袍の定義

第2章 旗袍と身体
 1 中国伝統社会での女性の身体観
 2 民国期に起きた女性身体の「発見」

第3章 旗袍とジェンダー
 1 モダンガールの出現
 2 女性事務員と女性店員の社会的イメージ
 3 「女優日記」にみる旗袍が象徴する時代

第4章 旗袍とセクシュアリティー、そして革命
 1 中国社会の男女混装
 2 男女同権と服装の中性化

第5章 海を渡った旗袍1――台湾の華人社会と旗袍
 1 日本統治下の台湾旗袍
 2 日本統治後の台湾旗袍

【コラム】日本のチャイナドレス・イメージ

第6章 海を渡った旗袍2――マレーシアの海峡華人と旗袍
 1 サラワク州シブ市の華人社会と旗袍
 2 旗袍の「歴史性」と「ファッション性」

【コラム】ペナン仏教団体の制服旗袍――聞き書きと映像資料から

第7章 旗袍・唐装・漢服の論争――「中国人」の「伝統服」とは何か
 1 唐装は「伝統服」なのか
 2 漢服が「伝統服」なのか

【コラム】苗族女性の旗袍

あとがき




訂正とお詫び

158ページの注番号(1)と、その根拠とした163ページの注(1)は、広岡今日子氏の発言ではありませんでした。広岡氏にご迷惑をおかけしたことをお詫びし、訂正します。

著者/青弓社編集部


版元から一言

中国語で「旗袍」(チーパオ)というチャイナドレスは、中国女性の「伝統服」だと考える人が多い。たしかに、中国では観光地の物産店やデパート、ショッピングセンターで、観光客向けのさまざまな旗袍を販売している。さらに、現代モードとして海外のデザイナーによるファッションショーもしばしば目にする。

しかし、中国の女性が日常的に旗袍を着ることはほとんどない。では、なぜ、国際社会で中国の「伝統服」というイメージを生んだのか。

チャイナドレスの起源は清朝時代の貴族が着た衣服である。清末期から民国期を経て、20世紀初頭に現在の形が誕生して、1920年代から40年代に国際都市・上海で大流行して一世を風靡した。その後、中華人民共和国が樹立し、文化大革命期、改革開放期へと中国社会と経済が変動したが、それに伴うチャイナドレスの変化、受容や否定の実態を描き出す。

台湾やマレーシアなどへと広まっていったチャイナドレスも追って現地で調査し、身体性、ジェンダー、セクシュアリティー、エスニシティー、サブカルチャーなどの視点から、チャイナドレスの多様性を検証する。

中国の近代化と服飾文化との関係、歴史的な移り変わりを多数の写真を添えて解説する。

著者プロフィール

謝黎  (シャ レイ)  (

1966年、上海生まれ。東北芸術工科大学芸術学部准教授。著書に『チャイナドレスの文化史』『チャイナドレスをまとう女性たち――旗袍にみる中国の近・現代』(ともに青弓社)。

上記内容は本書刊行時のものです。