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在庫あり
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直接取引:あり
金輪際
A5判
並製
価格
1,700円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2018年8月30日
- 登録日
- 2018年8月9日
- 最終更新日
- 2018年9月3日
書評掲載情報
2018-12-30 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 関悦史(俳人) |
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紹介
◆第一句集シリーズ/I
花散るや金輪際のそこひまで
「金輪際」の語をなぜ作者が集名に選んだか。それは散る花によって亡夫の魂を鎮めようという思いと作者が夫の死後も強く生き抜こうという意志からではなかったかと思っている。
(序より・小澤實)
◆自選十句
桜より燃えうつる火やおのれへと
花散るや金輪際のそこひまで
走るまへ腿よく叩く桜かな
東京の闇はむらさきちちろ鳴く
竜宮城洗つて金魚鉢に戻す
玉くしげ箱根に得たる檀の実
月に躁ぐわが細胞や六十兆
君逝きし世界に五月来たりけり
葉桜や鋲に閉ぢたる検死創
我よりの賀状も君が遺品なる
目次
序・小澤 實
黒燿石 平成十六年春より 8
雪原 平成二十一年春より 22
大気の底 平成二十四年春より 35
火の鳥 平成二十七年春より 50
あとがき
著者略歴
上記内容は本書刊行時のものです。