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米中台関係の分析
新現実主義の立場から
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2015年10月
- 書店発売日
- 2015年10月7日
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2023年3月7日
書評掲載情報
2018-12-02 |
毎日新聞
朝刊 評者: 近藤伸二(元毎日新聞台北支局長、追手門学院大学教授) |
2015-11-01 |
産經新聞
評者: 産経新聞社 |
2015-11-01 | 産經新聞 |
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紹介
●パワーと脅威による米中台関係の理論的解明!
●東アジア国際政治の待望の理論書!
これまで、米中台関係は、何らかの統一的な視点で客観的に
分析されることはなかった。
相手国に対する脅威認識の強弱、共通脅威の存在等の状況によって、
国家間で一定の持続性を有する「関係」(同盟的関係、敵対的関係等)
は形成される。
本書は、これら脅威認識によって形成される米中台関係の動向を
的確に把握しようとする試みである。
「新現実主義は、パワーを有益な手段として見なすが、
国家の最終的な目的は安全保障にあるとする。
この考えによれば、パワーが少なすぎるのは良くないが、
多すぎても安全保障にとってはマイナスのことがある
(他国がパワーを増強し、または同盟を結成する等)ので、
安全保障の確保に適切な量のパワーを保持することが
最も良いこととなる。」(本書より)
目次
第1章 国際政治の理論と新現実主義
●1、現実主義の系譜
●2、国際政治のパワーと構造
●3、国際政治の「関係」、「一般利益」等
●4、防御的現実主義と攻撃的現実主義
第2章 台湾中立化宣言と米中台関係
●1、台湾中立化宣言以前の東アジアの国際政治
●2、台湾中立化宣言と東アジア国際政治の変化
第3章 第一次台湾海峡危機と米中台関係
●1、米台の同盟的「関係」の進展と「一般利益」
●2、米華相互防衛条約締結と「特殊利益」の扱い
●3、第一次台湾海峡危機における「特殊利益」への関与
第4章 米中和解と米中台関係
●1、中ソ対立と東アジア国際政治の構造・「関係」の変化
●2、東アジア国際政治の構造・「関係」と米中和解
第5章 台湾海峡ミサイル危機と米中台関係
●1、アメリカの対台湾政策と東アジアの国際政治
●2、台湾海峡ミサイル危機とアメリカの介入
●3、台湾海峡ミサイル危機におけるアメリカの戦略
第6章 米中台外交と戦略的「関係」
●1、米中台外交の動向(1990 年代後半~ 2000 年代前半)
●2、東アジア国際政治の構造・「関係」とアメリカの対中国脅威認識
(1990年代後半~ 2000 年代前半)
●3、国際政治の「関係」と米中台外交の総合的考察
(1990 年代後半~ 2000 年代前半)
第7章 戦後の米中台関係の変化と現在
●1、米中の「関係」の変化
●2、アメリカと台湾防衛
●3、中台、米台の「関係」
●4、国際政治の「関係」と外交
上記内容は本書刊行時のものです。