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大惨事(カタストロフィ)の人類史 ニーアル・ファーガソン(著/文) - 東洋経済新報社
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大惨事(カタストロフィ)の人類史 (カタストロフィノジンルイシ)

社会科学
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四六判
642ページ
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-492-37131-2   COPY
ISBN 13
9784492371312   COPY
ISBN 10h
4-492-37131-1   COPY
ISBN 10
4492371311   COPY
出版者記号
492   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年6月2日
書店発売日
登録日
2022年3月23日
最終更新日
2022年5月24日
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書評掲載情報

2022-07-30 日本経済新聞  朝刊
評者: 岡崎哲二(東京大学教授)
2022-07-02 朝日新聞  朝刊
評者: 保阪正康(ノンフィクション作家)
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紹介

戦争・ウイルス・自然災害・経済危機…… この世界の次なる「破滅」とは? ネットワーク理論やカオス理論で迫る文明の脆弱性。

伝染病のパンデミックや飢餓、戦争は天災か、人災か? 大惨事(カタストロフィ)の責任を負うべきは一握りのリーダーか、あるいは組織の管理職たちか?

大地震や火山の噴火、2つの世界大戦、中国の大躍進政策による飢餓、チェルノブイリ原発事故、スペースシャトル「チャレンジャー」の爆発事故など、人類が被ってきた大惨事や事故に共通する構造を、ネットワーク理論やカオス理論などの最先端の知見をもって明らかにし、この世界や組織が抱える脆弱性と回復力(レジリエンス)に、今、最も注目される「世界の知性」が迫る。

ニーアル・ファーガソンは、コロナ・パンデミックを幅広い歴史的なパースペクティブに置き、今回の危機は人類が初めて挑戦した大惨事ではないことを思い起こさせる。グローバルな歴史を深い知識とともに描きつつ、人類が直面した脅威を列挙し、人類がどのようにそれに対処してきたかを機知に富んだ方法で示してみせる。――フランシス・フクヤマ(『歴史の終わり』著者)

本書でニーアル・ファーガソンは、人類が経験してきた大惨事の広大な景色を、注目すべき批判的な視線で見つめる。そして、次のパンデミックや厄災を理解し、より良い未来を創造するのに役立つであろう、過去から得られる深い洞察を提示する。――マーク・ベニオフ(セールスフォース・ドットコム会長、共同CEO兼創業者)

目次

日本語版刊行に寄せて
各章概要


第1章 人生の終わりと世界の終わり
第2章 惨事は予測可能か?
第3章 惨事はどのように起こるのか?
第4章 ネットワーク化した世界
第5章 科学の進歩と過信
第6章 政治的無能の心理学
第7章 アジア風邪からエボラまで
第8章 惨事に共通する構造
第9省 コロナパンデミック
第10章 パンデミックと世界経済
第11章 中国とアメリカの覇権争い
結論 未来の世界の取りうる姿

謝辞
原注
図版出典
索引

著者プロフィール

ニーアル・ファーガソン  (ニーアル ファーガソン)  (著/文

ニーアル・ファーガソン
世界でもっとも著名な歴史家の1人。『憎悪の世紀』、『マネーの進化史』、『文明』、『劣化国家』、『大英帝国の歴史』、『キッシンジャー』、『スクエア・アンド・タワー』など、16点の著書がある。スタンフォード大学フーヴァー研究所のミルバンク・ファミリー・シニア・フェローであり、グリーンマントル社のマネージング・ディレクター。「ブルームバーグ・オピニオン」にも定期的にコラムを寄稿している。国際エミー賞のベスト・ドキュメンタリー部門(2009年)や、ベンジャミン・フランクリン賞の公共サービス部門(2010年)、外交問題評議会が主催するアーサー・ロス書籍賞(2016年)など、多数の受賞歴がある。

柴田 裕之  (シバタ ヤスシ)  (翻訳

柴田 裕之(シバタ ヤスシ)
翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業。訳書に、ケイヴ『ケンブリッジ大学・人気哲学者の「不死」の講義』、エストライク『あなたが消された未来』、ケーガン『「死」とは何か』、ベジャン『流れといのち』、オーウェン『生存する意識』、ハラリ『サピエンス全史』、『ホモ・デウス』、『21 Lessons』、カシオポ/パトリック『孤独の科学』、ドゥ・ヴァール『ママ、最後の抱擁』、ヴァン・デア・コーク『身体はトラウマを記録する』、リドレー『進化は万能である』(共訳)、ファンク『地球を「売り物」にする人たち』、リフキン『限界費用ゼロ社会』、ファーガソン『スクエア・アンド・タワー』ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。