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戦前政治家の暴走
誤った判断が招いた戦争への道
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年3月
- 書店発売日
- 2014年3月25日
- 登録日
- 2014年1月28日
- 最終更新日
- 2014年3月26日
紹介
"戦時において強硬論を吐くのはきまって軍人”というのは早合点!文民政治家の判断が国を誤らせた事実を、森恪、広田弘毅、麻生久の3人の人物をとりあげて明らかにする。
目次
序章勇ましき論者の群れ―強硬論を吐くのは軍人だけではない
強硬論を吐いた七博士と七名士/外務大臣が開戦を主導した日清
戦争/シベリア出兵を主張した九博士と外務官僚
第一章森恪――満蒙生命論の先駆者
満蒙問題という魔語
一、田中義一を操る男
オラが義一の実像/外務省を支配し東方会議を主宰/居留民保護
という問題/第一次山東出兵――「田中が出兵に同意しなければ
総裁を引退させる」/シベリア出兵の裏側
二、引きずりこまれた第二次出兵
謎の日中首脳会談/出兵に反対した陸軍/第二次山東出兵は文民
主導の政略出兵/蔣介石は日本の出兵を望んだ/山東出兵余話
三、封じられた和平
破天荒な革命外交に対処する幣原外交/関東軍が暴走した満洲事
変を追認した若槻首相/犬養内閣書記官長に森が就任/森書記官
長、信念の暴走
第二章広田弘毅―中国侵略の協力者
奇怪なる広田駐ソ大使暗殺騒ぎ
一、斎藤・岡田内閣の外務大臣
満洲事変の終結/広田の代名詞、万邦協和外交/日本の排他的独
善性をさらけ出した天羽声明/須磨弥吉郎南京総領事の対支静観
主義放棄論/結局、外交を放棄した広田/中国の三原則と日本の
三原則には天と地の開き/北支分離工作への協力
二、広田内閣は「軍部内閣」
陸軍の政治介入による組閣/軍部大臣現役制復活の意味
三、近衛内閣外務大臣
中国政策の転換/迷走する広田外相/戦いの本質を見抜いた辻政
信の観察/外務大臣広田の暴走
第三章麻生久―夢を見た革命論者
社会大衆党安部磯雄党首襲撃の狙い
一、無産階級の旗手
労働運動への突入/足尾銅山で労働運動に/無産政党に接近する
軍部/「陸軍パンフレット」の熟読を党員に訴える
二、一国一党という夢想
社会大衆党の躍進/「時代の与党」となった社会大衆党/社会大衆党解党は最後の「暴走」/永田鉄山との幻の密約
上記内容は本書刊行時のものです。