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「備中高梁」に学ぶ 渡辺 道夫(著) - 吉備人出版
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「備中高梁」に学ぶ (びっちゅうたかはしにまなぶ)

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発行:吉備人出版
B5判
119ページ
並製
定価 1,200 円+税   1,320 円(税込)
ISBN
978-4-86069-196-7   COPY
ISBN 13
9784860691967   COPY
ISBN 10h
4-86069-196-2   COPY
ISBN 10
4860691962   COPY
出版者記号
86069   COPY
Cコード
C0026  
0:一般 0:単行本 26:旅行
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2008年4月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2013年8月1日
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紹介

城と大学の町・備中高梁。その高梁市にある吉備国際大学の研究者を中心に、自然・歴史・産業・文化・福祉などの各分野の専門家が、さまざまな角度から地域の魅力と課題を引き出した一冊。中山間地の小都市をモデルに、日本の地域の将来像を探る。

目次

1章 「吉備」とは  渡辺道夫
2章 備中高梁の豊かな自然環境  村本茂樹
3章 城下町としての高梁  朝森 要
4章 山田方谷という改革者  渡辺道夫
5章 吹屋ベンガラ  臼井洋輔
6章 「男はつらいよ」の舞台  菊池城司
7章 桃とピオーネ-「果樹王国」備中の先進性-  碓井 崧
8章 日本のハイデルベルク   藤田和弘
9章 福祉社会のツール   塚田健二
10章 高梁における健康と福祉  吉田健男
11章 高梁のフラクタルな魅力  臼井洋輔
12章 高梁から見た日本-過去・現在・未来-  臼井洋輔

前書きなど

 吉備国際大学に入学してきた学生は、備中高梁のキャンパスにおいて4年間をすごす。備中高梁は岡山県の中西部にあり、かつては「備中の国」の中心地として栄えた由緒ある街であり、天守閣のある城では日本一高いところに現存している備中松山城や、小堀遠州作庭の庭をもつ頼久寺、江戸時代の姿をととめる武家屋敷館など多くの文化遺産が点在している。吉備国際大学の学生たちにとっては、高梁市全体が大学のキャンパスになっているといってもよいほどで、大都市の大学生には味わえない経験にたくさん出会うことができる。
 
 吉備国際大学の「吉備」という名称は、どういう意味なのだろうか。学位記授与式で高梁市から「山田方谷賞」が授与されるが、山田方谷はどういう人物なのだろうか。ここで学生生活を送るうちに、この街についてさまざまな疑問が生まれてくる。吉備国際大学における全学共通教養科目の一つとしてオムニバス講義「日本論」(2単位)を開講することになったのは、大学時代をすごすことになる備中高梁の歴史、社会、文化などについての理解を深めるとともに、大学が所在する備中高梁を日本の地方都市の典型の一つとして位置づけて、日本社会および文化をよりよく理解する手がかりとしたいと考えたからである。本書は、そのための教科書・参考書として使用する目的で作成されたが、それだけにとどまらず、備中高梁に関心をもつ一般読者、とりわけ高梁市民の方々にも興味をもっていただけるのではないかとも期待している。あくまで具体的なローカルな素材を手がかりとして、それをグローバルに展開することによって、日本とは何かを考えるヒントを与えることを意図しており、その意味では、いわゆる郷土史とは一線を画し、しかも抽象的で先験的な「日本論」とはならないように注意を払ったつもりである。
 
 本書は、吉備国際大学に在職する有志を中心とする「備中高梁学」研究会によって執筆・編集された。数回の研究会を経て、編集・企画に一年間を費やし、目次が構成された。研究会では、本書に収録できなかった多数のテーマが候補として取り上げられ、議論された。テーマによっては、外部の専門家に執筆していただいた。本書のねらいがどこまで果たされたかは、講義を聴講する学生諸君や一般読者の判断にまつほかにないが、何らかの有益な示唆を与えることができれば、「備中高梁学」研究会のメンバー一同、望外の幸せであると思っている。     吉備国際大学「備中高梁学」研究会

版元から一言

備中高梁を知るにはベストの書。様々なジャンルの専門分野から分析した高梁市の解説書。

著者プロフィール

渡辺 道夫  (わたなべ みちお)  (

昭和23(1948)年10月23日生まれ。岡山県立美術館副館長。著書に『入門 山田方谷』(共編著、明徳出版社、2007)、『山田方谷のことば』(共編著、登龍館、2007)などがある。

村本 茂樹  (むらもと しげき)  (

昭和16(1941)年10月4日生まれ。吉備国際大学政策マネジメント学部教授。著書に『自然への想い 岡山』(共著、山陽新聞社、1993)、『新修 倉敷市史』第8巻(共著、自然風土、民族)、(共著、倉敷市、1996)、新版『地球環境科学入門』(共著、大学教育出版社、2001)などがある。

朝森 要  (あさもり かなめ)  (

昭和8(1933)年4月23日生まれ。吉備国際大学非常勤講師。著書に『備中松山藩の研究』のち増訂版刊行(日本文教出版、1970)、『幕末の閣老 板倉勝静』(福武書店、1975)、『関西の孔子 西山拙斎』(山陽新聞社、2003)などがある。

臼井 洋輔  (うすい ようすけ)  (

昭和17(1942)年9月6日生まれ。吉備国際大学文化財学部教授。著書に『バタン漂流記』(叢文社、2001)、『岡山の文化財』(吉備人出版、2004)、『謎を秘めた古代ビーズ再現』(吉備人出版、2007)などがある。

碓井 崧(  (うすい たかし)  (

昭和11年(1936)年3月17日生まれ。吉備国際大学社会学部教授。著書に『社会学-原典で読む「規格化」と「多様化」-』(ミネルヴァ書房、2007)、『コープこうべ-生活ネットワークの再発見』(編著、ミネルヴァ書房、1996)、『社会学の理論』(共編、有斐閣、2000)などがある。

菊池 城司  (きくち じょうじ)  (

昭和13(1938)年10月9日生まれ。前吉備国際大学社会学部教授。著書に『近代日本における教育機会と社会階層』(東京大学出版会、2004)、『近代日本における「フンボルト理念」-福田徳三その時代』(広島大学大学教育研究センター、1999)などがある。

藤田 和弘  (ふじた かずひろ)  (

昭和17年(1942)年4月5日生まれ。吉備国際大学社会福祉学部教授。著書に『障害者福祉概説』(明石書店、2003)、『障害者の心理と援助』(メヂカルフレンド社、2005)、『日本版WAIS-Ⅲ知能検査法』(日本文化科学社、2006)などがある。

吉田 健男  (よしだ たけお)  (

昭和19(1944)年1月28日生まれ。吉備国際大学社会福祉学部教授。著書に『児童福祉・社会福祉方法論』(福村出版、1995)、『地域福祉論』(ミネルヴァ書房、2004)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。