中世和歌論
川平 ひとし
発行:笠間書院
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A5判 936ページ 上製
定価:18,000円+税 総額を計算する
ISBN978-4-305-70378-1 C3092
在庫あり
奥付の初版発行年月:2008年04月
書店発売日:2008年04月30日
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紹介

実証主義を越え、
中世和歌という芸術行為の解明を
目指した名著の復刊!

第二十六回角川源義賞受賞作

2003年3月初版の第2刷。
復刊にあたり、若干の誤植訂正を施しました。

目次

緒言

一 時代と思惟像
 はしがき
 1.〈世〉の記憶と〈歌〉の課題
 2.古典学のはじまり
 3.本歌取と本説取--〈もと〉の構造--
 4.〈面白き歌〉批判--俊成の回路、定家への通路--
 5.和歌と正字をめぐる視角--新古今時代の景観--

二 詩的時空
 はしがき
 1.「出京」小考--中世和歌における詩的〈コスモス〉--
 2.軒に夢みる--中世和歌における〈視点〉--
 3.夢中逍遙--執筆の身振り--
 4.文台と本尊のある場--和歌会次第書類点綴--
 5.連歌の空間へ--和歌における「張行」の側から--

三 心と主体
 はしがき
 1.藤原定家序説--主体転移とテキスト--
 2.課題としての〈主体転移〉--定家とそののち--
 3.まぼろしの定家--像のゆくえ、主体のありか--

四 ことば
 はしがき
 1.心の軸とことばの軸
 2.〈歌ことば〉深層論の一齣--「モユラニ」に始まり「たまゆらの」に至る--
 3.「ただ」の修辞--良経歌一首の形成と享受--
 4.魂を入れべきテニハ--歌辞論史の一断面--
 5.『和歌之切字可心得事』二種
 6.定家の歌の「河」--用字論からシンボル論へ--

五 テキスト
 はしがき
 1.『詠歌之大概』の成立時期
 2.定家著『和歌書歌』『和歌次第』について
 3.「有注」私見--テキストの余白あるいは〈テキスト意識〉の歴史性について--
 4.定家仮託書の輪郭
 5.「定家卿懐中」の由来--〈テキスト幻想〉再措定のために--
 6.桐火桶変容--もの・こと・歌・テキスト--
 7.『桐火桶号志気』の「裏書」について

六 付論 方法論の前提をめぐる問題
 はしがき
 1.歌道と歌学
 2.歌学と語学--創作論の枠とその帰趨--
 3.歌合における批評基準
 4.定家仮託書研究の理論と方法にかんする覚書
  --真正性・擬(偽)託性ならびにテキスト的-心的混態化について--
 5.〈有情化〉と〈無情化〉を結ぶ詩歌学のために
  --無境界性と浸透性の吟味--

初出註記
後記
索引(人名・書名)

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