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いのちのほとり 咲セリ(著/文) - 風鯨社
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いのちのほとり (イノチノホトリ)

文芸
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発行:風鯨社
四六変形判
縦160mm 横130mm 厚さ11mm
重さ 174g
144ページ
上製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-9911568-2-3   COPY
ISBN 13
9784991156823   COPY
ISBN 10h
4-9911568-2-3   COPY
ISBN 10
4991156823   COPY
出版者記号
9911568   COPY
Cコード
C0092  
0:一般 0:単行本 92:日本文学詩歌
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年12月13日
書店発売日
登録日
2023年9月13日
最終更新日
2024年1月16日
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紹介

なぜ生きるのか、なぜ死ぬのか、なぜ愛するのか、なぜ自分は自分なのか…。
生きづらさ当事者として心の病気や死にたい気持ちをそのまま肯定し発信する作家・カウンセラーの咲セリが贈る、4つの問いを紡ぐフィクション短編集(4編収録)。ふがいない自分をただただ肯定する、お守りになるような一冊。

<作品紹介>
・どうして生きているんだろう-。ミノの中でもがく「きみ」と「あなた」の物語 - 『いのちのほとり』、
・感じることを忘れてしまった「その人」の、人生の終わりにふいに訪れた独りじゃない夜の痛み -『あわいのほとり』、
・愛する人を突然失い、取り残された日々を生きる「彼女」が抱えていく想い -『さようならのほとり』、
・”一度でいいから、誰にも所有されない生というものを味わってみたかった。”違う生を望みながら自らの生を終える生きものたちの命の連鎖 -『えいえんのほとり』。

<造本の美しさ>
この本は、本来の上製本の造形の美しさを味わってもらうために、カバー無し・帯のみの商品となります。
表紙には手触りの良い紙を使用し、手のひらにそっと乗る、小さくて軽い本になっています(縦160cm×横130cm・厚み1.1cm、重さ174g)。
丁寧に作られたものは、そこにあるだけで人の心を癒すお守りになります。
2色刷で作られた中面には、全144ページ中60点以上の挿絵を掲載。見返し紙としおりひもには、表紙の絵に合わせた水色を使用。
文字を読む元気がない時でも、ただそこにあるだけで持ち主の存在を肯定できるような、お守りになるような美しい本が出来ました。(版元:風鯨社より)

<作家より>
「ここにある小さな物語は、私の最初に出会った問いに、不器用な私がみつけた、私なりの答えです。命の数だけ、答えがあると思います。だから、共感してほしいとは望みません。
ただ、こんなふうな見方をした人間もいるのだと、もしこれを読んでいるあなたが苦しんでいるのなら、知ってもらえたら少しだけ嬉しい、そう願い書きました。 」 咲セリ(本文あとがきより)

目次

いのちのほとり  -なぜ生きるのか
あわいのほとり  -なぜ死ぬのか
さようならのほとり  -なぜ愛するのか
えいえんのほとり  -なぜ自分は自分なのか
あなたの物語
あとがき
この本を一緒に作ってくれたみなさま

前書きなど

生きていて、いい――。

  そのことばを聞きたいと願って、
  もうどれくらい経つでしょう。

   「あなた」と、「きみ」の、手のひらからこぼれてゆく、いまに。
    口を結び、その身を抱き、
     ずっと、ひとりきりでふるえていた、いままでに。

版元から一言

この本は、誰かに教えを届ける「実用書」ではありません。
なぜ生きるのか、なぜ死ぬのか、なぜ愛するのか、なぜ自分は自分なのか。作家自らが抱える4編の問いと答えを咲セリが4つの物語として紡ぎました。
「死にたい」という気持ち。それまで否定しては心まで死んでしまう。辛い想いを抱えているのはあなただけじゃない。そんな想いを伝える「みんなで作る命のリレーブック」として、クラウドファンディングを通じて100名以上の方からご協力をいただき、協力者のお名前を掲載したメッセージページや、直接手渡したい誰かや自分への言葉を書き込める空白ページを作り、この本を開くだけで、「ひとりじゃない」と思えるような、お守りのような本を作りました。生きづらさを抱える人、迷いの中にいる人へ届いてほしい1冊です。

著者プロフィール

咲セリ  (サキセリ)  (著/文

心の病気や死にたい気持ちをそのまま肯定し発信する作家・カウンセラー。
1979年大阪生まれ。 家庭でうまく愛情を受け取れない「愛着障害」として成長し、希死念慮や摂食障害、依存症に苛まれる。数々の精神疾患名(強迫性障害、双極性障害、境界性パーソナリティ障害、不安障害、てんかん)がつき自殺未遂を繰り返していたところ、猫エイズと猫白血病を患う猫「あい」と出会い、「命は何もできなくても、生きているだけで愛おしい」と知る。
その後は精神科医との共著を出すほか、全国での講演活動やカウンセラーとしての活動等、生きづらさ当事者だからこそ寄り添える方法を模索している。
主な著書に『死にたいままで生きています。』、『絆の病 境界性パーソナリティ障害の克服』、『「死にたい」の根っこには自己否定感がありました。』、『生きたい彼 死にたい私 響き合う二つの命』など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。