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RICE IS COMEDY(ライスイズコメディ)
人口4000人のまちで仕掛ける「地域の生存戦略」
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年6月28日
- 書店発売日
- 2023年6月28日
- 登録日
- 2023年6月15日
- 最終更新日
- 2024年6月12日
書評掲載情報
2024-07-14 |
HONZ
評者: 塩田春香氏 |
2023-11-05 | 秋田魁新報 |
2023-10-08 | 岐阜新聞 |
2023-10-01 | み~な びわ湖から 154号 |
2023-09-25 | 高知新聞 |
2023-09-17 | 下野新聞 |
2023-09-17 | 佐賀新聞 |
2023-09-12 | 千葉日報 |
2023-09-10 | 神戸新聞 |
2023-09-09 | 京都新聞 |
2023-08-27 | 毎日新聞 朝刊 |
2023-07-22 |
産經新聞
評者: 書店バックヤードから(この夏、書店員が全力で売りたい本) |
2023-07-19 | 滋賀夕刊 |
2023-07-12 | 中日新聞 朝刊 |
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紹介
地元の元気を取り戻すために、琵琶湖の最北端の人口4000人のまち、滋賀県長浜市西浅井町で子どものころから仲の良かった若手が立ち上げた活動チーム「ONE SLASH(ワンスラッシュ)」。「RICE IS COMEDY(米づくりは喜劇だ)」と銘打った地元での米づくり、自分たちが育てた米を全国のまちで振る舞う「ゲリラ炊飯」のレポートなど、 地元を全力で楽しみながら地域を盛り上げるONE SLASHの活動の全体像にフォーカスし、全国の地域でまちづくりに取り組む産官学のプレーヤーに勇気と行動の指針を届ける。
◎ゲリラ炊飯 in小豆島 密着レポート掲載!
小豆島のヤマロク醤油を会場に開催された「木桶による発酵文化サミット in 小豆島 2023」でのゲリラ炊飯レポートも充実しています!
◎今話題のゲリラ炊飯で人気のRICE IS COMEDY/ONE SLASH初の著書!
2023年以降、ゲリラ炊飯キャラバンバスで全国40か所以上を行脚。ゲリラ炊飯を通じて地域を盛り上げ、人と人、まちとまちをつなげていきます!
<ゲリラ炊飯とは?>
突然まちなかに羽釜と薪を運び込み、自分たちが育てたお米を炊き、炊き上がったお米をおにぎりにして、道ゆく人たちに一方的に振る舞うRICE IS COMEDYの大人気企画。2023年以降は、自分たちが楽しむ第一章・ゲリラ炊飯から、地域を盛り上げる第二章・ゲリラ炊飯に。
目次
●CHAPTER/1 ALL STORY(ONE SLASHのすべて)
・ONE SLASHの原点
・EPISODE 1 西浅井に碇をおろす
・EPISODE 2 地域おこしは人間おこし
・EPISODE 3 集落にぜんぶ詰まっている
・EPISODE 4 ネガティブをポジティブに変えると武器になる
・EPISODE 5 行動力としくみづくりの天才だった
・EPISODE 6 米づくりを〝祭り〟に変えた
・EPISODE 7 一次産業のムードを変える飛び道具
・EPISODE 8 〝好き〟をあきらめるな
・EPISODE 9 コロナで生まれた仕込みの期間
・EPISODE 10 ビジネス×環境という新機軸
・EPISODE 11 資源2・0―米づくりのゲームチェンジャーになりたい
・EPISODE 12 生存戦略として『成長産業』の波に乗る
●CHAPTER/2 ONE SLASH CREW Profile((メンバー紹介))
・ONE SLASH地元トーク
●CHAPTER/3 RICE IS COMEDY 米づくりのすべて
・庄村で米づくりに賭ける思い
[report/no.1] レストランインタビュー
・湖北の食文化を新たな視点で表現するガストロノミー「SOWER」
[report/no.2] 農業体験レポート
・山・里・琵琶湖を感じる西浅井エコ体験
[Rice Column]
・お米のチカラで世界を変える「ライスレジン®」の可能性
・虎姫高校新聞(制作:虎姫高校新聞部)
●CHAPTER/4 未来に連なる西浅井の可能性
・どうするONE SLASH~未来に連なる西浅井の可能性~
[report/no.3] 移住者インタビュー
・西浅井に移住し夢を実現! 旅人たちが集うライダーハウス「日本何周」
不動産事業部 『ESTEST』
・物件の紹介から地域との関係づくりまで。「ライフパートナー」としてフルサポート
[report/no.4] 新拠点レポート
・この地域でアパレルに取り組むからこそ提案できる商品がある「CITRONE」
・「好き」を仕事にするために念願の雀荘オープン「雀荘少年」
UoC(UNIVERSITY of CREATIVITY)三者鼎談
・「新しい未来を生み出す創造性とは?」
~地方の可能性を「創造性」を切り口に考える~
・UoC主催「Creativity Future Forum '23」登壇レポート
・クラウドファンディングご支援者様ご紹介
FROM THE BACK COVER
・ゲリラ炊飯in小豆島 密着レポート
前書きなど
地元の活気を取り戻したい。
地元で新たなことにチャレンジし、
次の世代にバトンをつないでいきたい。
そんな志を胸に動き出した若手たちがいる。
琵琶湖の最北端に位置する滋賀県長浜市西浅井町。
人口約4000人のこのまちで、
幼馴染が立ち上げた活動チーム「ONE SLASH(ワンスラッシュ)。
彼らは言う。
「地方は衰退してるって、はっ?」
「農業は儲からんって、はっ?」
地方はもうダメだなんて、誰が決めた。
地域のネガティブは幻想に過ぎない。
その地に埋もれた宝を掘り起こせ。
そしてポジティブに転換して活気を取り戻せ。
版元から一言
本書は、ローカルに根を張る出版社スタブロブックスとして、またライターとしては2023年で21年目に入った代表の私の集大成として、地方の魅力と可能性を全国の皆さんに届ける本をつくりたい、そんな思いで取り組んできた一冊です。
一緒に組ませていただいているのは、琵琶湖の最北端の人口4000人のまち、滋賀県長浜市西浅井町で活動する地域グループ「ONE SLASH」の皆さんです。リーダーの清水広行さんのポジティブエネルギーに惹き込まれながら(引っ張られながら)、2022年8月以降、奥琵琶湖の素晴らしい景観と豊かな自然に恵まれた西浅井に何度も通いながら取材を続け、気づけば240ページフルカラーという、かつてない地方発本になりました。
私が何より惹かれたのは、ONE SLASHの全員が地元出身の幼馴染のメンバーでグループを組み、地元を全力で楽しみながらムードを変え、子どもたちが憧れる地域に本気で創り変えようとしているところです。
地域を盛り上げる源泉は自分たちの集落にぜんぶ詰まっている。そんな宝物のような地域資源に光を当て、ポジティブにアップデートすることで、地元を盛り上げる起爆剤にできる。しかも地域の課題をシリアスに訴えるのではなく、自分たちならではのやり方で圧倒的にオモロい打ち出し方に変えてしまって、多くの人を巻き込んでしまう。米というネガティブ(であり最高の地域資源)を「ゲリラ炊飯」というポジティブムーブメントにしてしまうのがほんとにすごいです。
本書で描いていることの根幹にあるのは「地域の生存戦略」です。
地元でオモロいことをやって盛り上げるだけにとどまらず、稼いで地域に再投資する。成長産業を本気で引っ張ってこようとする。リーダーの清水さんの強力なパワーと、多士済々のメンバーの皆さんの個性がそれを可能にしています。ふわふわしたようなローカル本ではないです。
本書をつくるために産官学のたくさんの方々にご協力いただきました。
記名記事の執筆者として三和伸彦さん(長浜み~な編集室ライター&編集スタッフ、滋賀県職員)、山田眞さん(株式会社バイオマスレジンマーケティング代表取締役社長)、ライターとして林景子さん、宗像遼子さん、カメラマンとして いのうえまさおさん、樋口啄也さん(TAIDO)、tetu kimuraさん、森岡賢哉さん、イラストディレクションとして小障子菜々子さん(星と道草)とイラストの宇留野元徳さん(gallery & design URUNO)、制作協力として滋賀県立虎姫高等学校 新聞部の皆さん、校正の株式会社ぷれすさん、印刷・製本のシナノ印刷さん、アートディレクションとして元井昌幸さん(株式会社アレックス・クリエイト)、デザイナーとして山内誠さんと山岡雄大さん(いずれも株式会社アレックス・クリエイト)、そして何より清水広行さん、中筋雅也さん、大谷耕平さん、田中翔太さん、水上寛之さん(ONE SLASHのメンバーの皆さん)、そして私。
さらに直接的、間接的にたくさんの方々に物心両面にわたってサポートしていただきました。
ONE SLASHの地元の滋賀県や西浅井町の魅力だけでなく、ローカルの魅力と可能性を詰め込んだ一冊として、全国の地域でまちづくりに取り組む産官学のプレーヤーの皆様にお届けできると嬉しいです。
上記内容は本書刊行時のものです。