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中華オタク用語辞典
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年6月28日
- 書店発売日
- 2019年6月28日
- 登録日
- 2018年12月4日
- 最終更新日
- 2019年6月29日
書評掲載情報
2019-07-06 | 朝日新聞 朝刊 |
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紹介
中華オタクコミュニティ参加必携! この本でbilibili、AcFun、Weiboに乗り込もう。
中華圏で使われているオタク用語をまとめた初の辞典。マンガ、アニメ、ゲーム、アイドル、二次創作、エロなどに関する言葉を集成。怒濤の163項目に加え、コラムとして、10年前から現在までのネットサービスを振り返る、中華インターネット史、SNSデビューのTipsを掲載。
日本と中国のコンテンツ環境を知るために、生きた中国語教材として中国語のレベルアップに、国を超えたダイナミックな言語運用を知るために、必携の一冊。
中華系、主に大陸側のインターネット上にあるオタク用語の記録・解説を行う本書は、それぞれの言葉について、「中国語読み」「分類」「意味」「類義語」「派生語」を掲げたうえで、元ネタ・派生するもの・ニュアンス・活用法などの解説を加えます。また実践的にオタク用語を使うことも想定し、「例文」も掲げました。
例えばこんな言葉を収録!
ピンク髪のキャラクターは全員腹黒★沼★顔ファン★ぼっち★魔法少女★ざわ…ざわ★チート主人公★来週のアニメを見るまでは生きろ★夢女子★顔面偏差値★口では嫌だと言っても体は正直なものだ★自主規制★公式が最大手★塩対応★盲目フィルター★箱推し★アッー!★
本書のもととなった、現在3冊刊行されている同人誌「中華オタク用語辞典」は、2017年8月のコミケで初登場。好評を博し、神保町の中国(大陸・香港・台湾)に関する本の専門店、東方書店では何度も売り上げ1位になるなど圧倒的な売れ行きを誇った名著。本書は同人版に加筆修正をおこなった上、コラム、索引を追加し送り出します。
「中国・日本二つの文化に跨るオタク」の著者が、日々生まれてそしてある日、死語になるかもしれない言葉を何らかの形で残したい、言葉自体の意味だけでなく言語に興味を持つ人に伝えたい、と願い編んだ本書は、日中を取り巻くコンテンツ環境についてさらなる理解を深めるために、中国語のレベルアップに、と様々な使い方が可能です。また「オタク」に着目することで、日本・韓国・中国本土・台湾や香港など複数の国・地域に対し、グローバルな視点も自ずと得られます。
カバーイラスト:特雷西胡
中国の人気作品、総PV数6億超えの「喂,看见耳朵啦」(日本題:ほら、耳がみえてるよ!)の原作者。ウェブコミック配信サイト『漫漫漫画』で連載。この作品は日中両国でアニメ化され、中国ではbilibiliで配信、日本ではTOKYO MX、AT-Xで放送された。weibo:@teleixihu。
目次
はじめに
辞典の使い方・凡例
1章 一般化したオタク用語
【中国でも定番のオタク用語を取り上げる。基本的な意味に加え、インターネット上で出てきた新しい使い方、実際に使われる際の細かいニュアンスの違い、また、中国で派生した意味に重点に置きながら解説する。】
2章 マンガ・アニメ・ゲーム用語
【2~4章は、中華オタクが日頃使う用語を、各ジャンルから万遍なく取り上げる。1章で取り上げた用語のように長い年月を経て定着した用語ではなく、日本語から直接引用したものが比較的多い。解説だけでなく、使う際のニュアンスにも注目してほしい。】
3章 二次創作用語
○コラム1 中華オタク的! インターネット史─10年前から現在までのネットサービスを振り返る
4章 オタク的ネット用語
5章 アイドルオタク用語
【アイドルオタクといっても、韓流スター・日本のジャニーズやAKB系・中華系芸能界など、たくさんのファンクラスタを包括している。本書では所属クラスタに関係なく、共通して使われる言葉を優先的に紹介する。どのクラスタが発祥か、どのクラスタで最も使われているかも含めて解説する。】
6章 大人向けオタク用語
【エロコンテンツを含めた男女関係にまつわる言葉を取り上げる。エロコンテンツは男性・女性向け問わず、日本の影響が大きい。中華圏に伝わる際、日本語のひらがなが脱落し、漢字のみを残して男性オタクを中心に広がる例が多く、意味は日本語とほぼ同様である。本書ではそうした用語は基本的に取り上げず、二次元コンテンツに対して使う単語や、日本語とニュアンスが違うものを中心に紹介する。】
7章 オタク的四字熟語
【中華オタクがインターネット上で使う四字熟語について説明する。昔ながらの四字熟語に新たな意味が付与されたものもあるが、言葉の組み合わせとして定着し、四文字に略した用語のほうが多い。また三文字、五文字のものも一部存在する。本書では便宜上すべて四字熟語としている。】
○コラム2 中華オタク的!SNSデビューのTips─意味不明な言葉の羅列をどう読み解くか?
参考URL・図版出典URL
あとがき
日本語逆引き索引
ピンイン索引
作品名・人名・キャラクター名索引
事項索引
前書きなど
【凡例より】
1.本書の内容は特別な説明がない限り、中国大陸側の文脈での解説である。台湾でも使用できる用語や、同義の別用語があるものは逐次示した。ただし、あくまで参考であり、人によっては使う/使わないという認識が異なることを、あらかじめご理解いただきたい。
2.各用語について、品詞分類、類義語、派生語、対義語を示した。ただし、略語など品詞分類が困難なものはしていない。
3.本書ではピンインが読めなくても楽しめるように、中国語の読みとしてカタカナの表記を追加した。カタカナの表記は、ホームページ「どんと来い中国語」の「中国語カタカナ変換」(https://dokochina.com/katakana.php)によった。カタカナの表記はあくまで参考であり、実際の発音はピンインに準じる。ピンインは中国教育部発布「汉语拼音正词法基本规则」(Basic rules of the Chinese phonetic alphabet orthography)を参照した。最大限努力したが、新語につき、規則に完全に当てはまらないものもあった。
4.各用語の用例は、実際にインターネット上に見られた使用例をもとに、多少の改変を加えて掲載した。
上記内容は本書刊行時のものです。