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八木 ト・日・他 書店
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唖蝉坊伝
演歌と社会主義のはざまに
発行:えにし書房
A5判
360ページ
価格
3,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年8月1日
- 書店発売日
- 2017年8月1日
- 登録日
- 2017年6月14日
- 最終更新日
- 2024年2月15日
紹介
民衆の声を聴け――! 自主制作CD『明治大正発禁演歌〈唄ってはいけません〉』を発行した著者による評伝の決定版。明治・大正・昭和をあくまで演歌師として生きた唖蝉坊の足跡に見え隠れする演歌史、社会史、民衆史を膨大な資料と丹念な調査で掬い上げる「社会党ラッパ節」の時代背景から製作過程等の詳細な検証は、時代を超えて人々の心を打つ演歌の精髄に迫る渾身の論考。電車運賃値上げ反対運動、高島炭礦の慘状の詳細解説、年表、演歌索引など時代を伝える貴重な資料でもある。
目次
1 かあちゃんごらんよ
2 流行歌と日本社会党
(1)「社会党ラッパ節」への道
(2)「光」への投稿作品
3 「社会党ラッパ節」の検証
(1)電車運賃値上げ反対運動
(2)市民と会社
(3)「高島炭礦の慘状」
(4)高島炭鉱爆発事故
4 男三郎とそゑ
(1)三つの殺人事件
(2)二つの歌詞
(3)発禁という烙印
5 そもそもの「ラッパ節」
(1)馬車に轢かれたひき蛙
(2)変幻自在のラッパ節
(3)電車問題の三つの歌詞
6 革命は近づけり
(1)東北、北海道へ遊説旅行
(2)官憲の要注意人物
7 国民的歌謡の供給者
おわりに――演歌のゆくえ
附録 「平民あきらめ賦詩」歌本見本
上記内容は本書刊行時のものです。