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AYA世代がん患者の生活を支える37のヒント
若いがん患者と家族が困ったときに役立つお守り本
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2024年7月21日
- 登録日
- 2024年5月24日
- 最終更新日
- 2024年7月25日
紹介
AYA世代は、学業、就職、結婚、妊娠・出産など大きな転換期を迎える時期です。このような時期にがんと診断されると、特にAYA世代は治療による体の負担や副作用によって妊娠する力に影響が出たり、学業の継続やキャリアの形成等で困難が生じたりするなど、世代特有の生きにくさを抱えることが少なくありません。またAYA世代は希少がんにかかることも多く、成人がんに比べ情報が少なくとても困っている状況にあります。同年代のがん患者が少ないため周囲と悩みを共有できず、不安を抱く人も少なくありません。
本書は、AYA世代のがん患者へのサバイバーシップ支援に力を注いでいる一般社団法人AYAがんの医療と支援のあり方研究会にご協力いただき、AYA世代でがんと診断された人とその家族に向けて、退院後の生活上の困りごとや悩みの解決に役立つと思われる情報を37のヒントにまとめました。AYA世代のがん患者と家族が将来に希望を持てるガイドブックとなっています。
目次
●第1章 AYA世代のがんとは
AYA世代とは/AYA世代におけるがんの特徴/がんを告げられたことによる心の影響/自分らしくがんと向き合うには/自分のがんについてきちんと知るために/治療法について考える/治療中におこる副作用/見た目の変化が気になるとき/がんのリハビリテーション/治療が困難ながんを告げられたとき
●第2章 学校のこと
治療中の学校生活はどうなるの?/性急に将来のことを決断しないで!/治療と学業の継続
●第3章 仕事のこと
新しい職場への就職活動/治療しながら仕事を続けるには/職場で周囲の理解を得るために/復職や再就職について/就労支援にはどんなものがある?
●第4章 性と妊娠のこと
がんの治療による性生活への影響/生殖機能・妊孕性ってなに?/がんの治療が生殖機能や妊孕性に与える影響/妊孕性を温存することはできるの?/女性のための妊孕性温存療法/男性のための妊孕性温存療法/妊孕性温存療法・生殖補助医療にかかる費用と助成制度
●第5章 周囲の人とのコミュニケーション
がんが周囲の人間関係に及ぼす影響/がんや治療について周囲の人に説明する/配偶者(パートナー)や恋人にどのように伝えるか/親きょうだいにどのように伝えるか/子どもにどのように伝えるか/友人にどのように伝えるか/身近な人ががんになったら
●第6章 情報との付き合い方
インターネットやSNSの情報との付き合い方/ピアサポートを上手に活用する
●第7章 お金のこと
がんの治療はどんなことにお金がかかるの?/お金のことはどこに相談すればいいの?/経済的な支援制度にはどんなものがあるの?/治療費以外にもこんなところにお金がかかる
上記内容は本書刊行時のものです。