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中国生活図譜 相田 洋(著/文) - 中国書店
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中国生活図譜 (チュウゴクセイカツズフ) 清末の絵入雑誌 『点石斎画報』 で読む庶民の”くらし“

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発行:中国書店
B5変形判
縦246mm 横182mm 厚さ25mm
280ページ
並製
価格 3,800円+税
ISBN
978-4-86735-042-3   COPY
ISBN 13
9784867350423   COPY
ISBN 10h
4-86735-042-7   COPY
ISBN 10
4867350427   COPY
出版者記号
86735   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2024年1月12日
最終更新日
2024年2月3日
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書評掲載情報

2024-04-09 週刊エコノミスト
評者: 加藤徹(明治大学教授)
2024-03-23 西日本新聞  朝刊
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紹介

『点石斎画報』と『呉友如画宝』の記事や図を引きながら、中国庶民の生活(衣・食・住・家庭)六十二の項目について詳しく解説した、民俗図鑑。


本書は、先に刊行した『中国妖怪・鬼神図譜―清末絵入り雑誌「点石齋画報」で読む庶民の信仰と俗信―』(集広舎、二〇一五)及び『中国生業図譜』(集広舎、二〇二一)の続編である。主に中国の暮らし遊びを取り挙げることにする。なお知られていないものは詳しくを、方針とする。中には、いささか力がいりすぎて詳しくなりすぎている項目もあるが、折角書いて削るのも惜しいので残しておく。もっとも、あまり長すぎるのはやはり拙いので、多少は削ったものもある。
先ず『点石齋画報』全般の説明をしておくが、これは前書・『中国妖怪・鬼神図譜』の記述を踏襲し、ほぼそのまま引用しておく。『点石齋(てんせきさい)画報(がほう)』(以下、『画報』と略称する)は、清末の光(こう)緒(ちょ)十年四月(一八八四年五月)に創刊され、光緒二十四年八月(一八九八年八月)に、五二八号をもって終刊となった、十日(旬)毎に発売された絵入りの旬刊紙(じゅんかんし)である。発行元は、上海の中国語新聞『申報(しんぽう)』の発行元である申報館。内容は、清仏戦争や日清戦争などの時事もの・文明開化で輸入されたテクノロジー・海外の不思議な習俗から、中国国内の市井のゴシップ・妖怪や幽霊に関する噂話まで、世紀末中国のパノラマのように、「ありとあらゆるもの」(武田雅哉)が取り上げられている。

目次

Ⅰ 衣

[一]衣・裳(ツーピース)
[二]深衣(初期のワンピース)
[三]袍(長衣)
[四]襦(短衣) 
[五]襖(あわせの短衣)
[六]衫(ひとえの長衣)
[七]褂(外に羽織る外衣)
[八]坎肩(チョッキ)
[九]旗袍(チャイナドレス)
[十]■(ズボン)
[十一]裙(スカート)
[十二]内衣(下着) 
[十三]帽(ボウ)
[十四]髪式(髪型)
[十五]鞋・靴(クツ)

Ⅱ 食

[十六]ウシ
[十七]ヒツジ
[十八]ブタ
[十九]イヌ
[二十]ウマ
[二十一]ロバ
[二十二]ニワトリ
[二十三]アヒル
[二十四]ネズミ
[二十五]ヘビ
[二十六]カエル
[二十七]スッポン
[二十八]コイ
[二十九]カニ
[三十]ヒシ

[三十一]クリ
[三十二]マクワウリ
[三十三]スイカ
[三十四]ウメ
[三十五]ラッカセイ

Ⅲ 住

[三十六]三間房子 (三間の家)
[三十七]滾地龍(掘っ立て小屋)
[三十八]二階建て長屋風店舗
[三十九]屋頂(屋根)
[四十]封火牆(ウダツ)
[四十一]臥室(寝室)
[四十二]牀(ベット)
[四十三]椅・■
      (テーブル・イス)
[四十四]溲瓶(シビン)
[四十五]馬桶(便器)
[四十六]唾壺(タン壺)
[四十七]厨房(台所)
[四十八]井戸
[四十九]厠(便所)
[五十]灯火(明かり)
[五十一]■(オンドル)

Ⅳ 家庭

[五十二]累世同居
      (数世代同居する大家族)
[五十三]均分相続(家産均等分割)
[五十四]妻・妾
[五十五]纏足
      (女性の足に加える身体加工)  
[五十六]惧内(恐妻家)
[五十七]売休・租妻・典妻
      (妻の売買・賃貸・質入れ)
[五十八]贅壻・接脚夫・招夫養夫
      (入り婿)
[五十九]童養
      (結婚前に婚家で養われる嫁)
[六十]溺女(嬰児殺害)
[六十一]離婚
[六十二]寡婦(未亡人)

著者プロフィール

相田 洋  (ソウダ ヒロシ)  (著/文

1941年、中華民国張家口に生まれる。福岡教育大学教授、青山学院大学教授を経て、現在、福岡教育大学名誉教授。著書『中国中世の民衆文化』(中国書店)、『異人と市境界の中国古代史』『橋と異人 境界の中国中世史』『シナに魅せられた人々 シナ通列伝』(ともに研文出版)『中国妖怪鬼神図譜 清末の絵入雑誌「点石斎画報」で読む庶民の信仰と俗習』ほか

上記内容は本書刊行時のものです。