版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
イヴァン雷帝の『絵入り年代記集成』 栗生沢 猛夫(著/文) - 成文社
..
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

イヴァン雷帝の『絵入り年代記集成』 (イヴァンライテイノエイリネンダイキシュウセイ) モスクワ国家の公式的大図解年代記研究序説 (モスクワコッカノコウシキテキダイズカイネンダイキケンキュウジョセツ)

歴史・地理
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:成文社
A5判
厚さ30mm
重さ 650g
396ページ
定価 6,000円+税
ISBN
978-4-86520-030-0   COPY
ISBN 13
9784865200300   COPY
ISBN 10h
4-86520-030-4   COPY
ISBN 10
4865200304   COPY
出版者記号
86520   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年1月29日
書店発売日
登録日
2018年12月13日
最終更新日
2018年12月13日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2019-04-14 産經新聞  朝刊
評者: 豊川浩一(明治大学専任教授)
MORE
LESS

紹介

「天地創造」からの「世界史」とそれに続く16世紀までのロシアの歴史を1万7000余にのぼる極彩色の細密画で描き出そうとする『ロシア絵入り年代記集成』が2009~2010年に初めて刊行された。全40巻の豪華本である。この『集成』はなぜこれまで日の目を見ることがなかったのか。謎の解明を目指すと同時に、その全体構成と内容、歴史史料としての意義について多数の細密画を例に挙げながら具体的に考察する。

目次

まえがき

第1部『絵入り年代記集成』の成立
 第1章『集成』とは何か──全体像と成立の経緯──
 第2章『集成』編纂の歴史──研究の歴史から──
  第1節 手稿本の発見、テクストの刊行
  第2節 成立時期、編纂者(および監修者)、編纂過程
   (1)成立時期、編纂者(および監修者)
   (2)編纂過程
 第3章『集成』における「クロノグラフ編」と「レートピシ編」
 第4章『集成』の細密画

第2部 史料としての『集成』──モスクワ大公国の歴史はどう描かれているか──
 はじめに
 第1章 イヴァン3世治世(1462─1505年)
  第1節 イヴァン3世のソフィヤ(ゾエ)との結婚(1472年)
  第2節 「ウゴールシチナ」(ウグラ河畔の対峙、1480年)
  第3節 ドミトリー・イヴァーノヴィチの戴冠(1498年)
 第2章 ヴァシーリー3世治世(1505─1533年)
 第3章 イヴァン4世(雷帝)治世(1533─1584年)
  第1節 イヴァン4世の誕生(1530年)
  第2節 ツァーリとしての戴冠および結婚(1547年)
  第3節 モスクワ大火と暴動(1547年)
  第4節 ツァーリの発病と貴族「騒乱」(1553年)
  第5節 皇妃アナスタシーヤの崩御(1560年)
 おわりに

あとがき

 付録
  掲載細密画(口絵)一覧
  その他の写真、図版、地図等一覧
  リューリク朝系図
  文献表
  索引

著者プロフィール

栗生沢 猛夫  (クリュウザワ タケオ)  (著/文

1944年岩手県生まれ。北海道大学名誉教授。
著書:『ボリス・ゴドノフと偽のドミトリー──「動乱」時代のロシア』(山川出版社、1997年)、『タタールのくびき──ロシア史におけるモンゴル支配の研究』(東京大学出版会、2007年)、『図説 ロシアの歴史』(河出書房新社、増補新装版、2014年)、『『ロシア原初年代記』を読む──キエフ・ルーシとヨーロッパ、あるいは「ロシアとヨーロッパ」についての覚書』(成文社、2015年)、『世界の歴史(11)ビザンツとスラヴ』(共著:井上浩一、中央公論社、1998年/中公文庫、2009年)
訳書:A・Ia・グレーヴィチ『歴史学の革新──「アナール」学派との対話』(吉田俊則と共訳、平凡社、1990年)、R・G・スクルィンニコフ『イヴァン雷帝』(成文社、1994年)、モーリーン・ペリー『スターリンとイヴァン雷帝──スターリン時代のロシアにおけるイヴァン雷帝崇拝』(成文社、2009年)

上記内容は本書刊行時のものです。