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改革と革命と反革命のアンダルシア
「アフリカ風の憎しみ」、または大土地所有制下の階級闘争
A5判
766ページ
上製
価格
8,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年2月28日
- 書店発売日
- 2017年2月28日
- 登録日
- 2017年5月26日
- 最終更新日
- 2022年9月1日
紹介
スペイン南部のアンダルシア州が、現在にいたるまで国内で有数の貧しい地域であるのはなぜか? その原因は、長く続いた大土地所有制にあった。
本書は、これまで日本のスペイン現代史研究では空白となっていた、19世紀後半から20世紀前半のアンダルシアの日雇い農とアナキスト、そしてアナキズムの関係に深く斬りこみ、スペインにおける階級闘争の闇を明らかにする貴重な研究書である。
目次
第1章 砂上の楼閣?-マヌエル・アサーニャとスペイン第2共和制の崩壊
第2章 アンダルシア-「ヨーロッパで最も不幸な人々」の末裔たちがのたうつ土地
第3章 リベルテールたちのアンダルシア-「マノ・ネグラ」騒動から「ボリシェヴィキの3年間」まで
第4章 「純粋」アナキズムの系譜-サルボチェア、サンチェス・ロサ、そして「コルドニエフ」
第5章 「帝政ロシアよりも劣悪」?-アンダルシアのカシキスモ、共和派とリベルテール
第6章 カストロ・デル・リオとブハランセ-FAI派と第2共和制期コルドバ県の階級闘争
第7章 第2共和制農地改革の限界-ディアス・デル・モラールと「アンダルシアの農業問題」
第8章 社会カトリシズムの敗北-サルバドール・ムニョス・ペレスとアンダルシアの反革命
第9章 ヘレスからバーサへ-アンダルシアのFAI派と「アンチ・サルボチェア」たち
むすびにかえて
上記内容は本書刊行時のものです。