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なるほど! 心理学研究法
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年5月
- 書店発売日
- 2017年5月10日
- 登録日
- 2017年3月22日
- 最終更新日
- 2024年6月23日
重版情報
6刷 | 出来予定日: 2023-07-14 |
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心理学ベーシック シリーズ全5巻完結! 第1巻 心理学研究法,第2巻 心理学実験法,第3巻 心理学調査法,第4巻 心理学観察法,第5巻 心理学面接法,好評発売中。 |
紹介
◆第1巻の特徴◆
鮮度の高い事例や普遍的なハウツーを盛り込みながら,どの研究法にも共通する基盤的知識を解説。研究倫理も手厚く扱う。実証に基づく科学としての心理学が「なるほど!」と理解できて,もっと研究したくなる入門書。
第1部では,心理学研究に着手する技能や技術を身につけるにあたって,最低限知っておきたい知識を解説。第2部では,心理学研究に必要な技能や技術についてのハウツーを述べる。効果量や検定力分析,ベイズ統計学の基本的考え方などについても鮮度高く解説。
第3部では,研究を「公表する」にあたって研究者が心がけるべき倫理について手厚く解説。仮説の後づけ(HARKing), p値ハッキング(p-hacking)など問題のある研究実践(QRPs)への警鐘をならし,モラル違反を抑止する策について述べる。
◆第1巻 主なもくじ◆
序章 心理学とは何か
―第1部 心理学を「研究する」ということ―
第1章 心理学のなりたち:心理学史
第2章 研究の準備:心理学研究の基礎知識
第3章 研究の準備:先行研究の探し方
―第2部 心を「測定する」ということ―
第4章 研究の基礎:研究法概説
第5章 研究の基礎:人間を対象とする測定における諸問題
第6章 データの中身を知る:記述統計
第7章 データから対象を見通す:推測統計
―第3部 研究を「公表する」ということ―
第8章 研究倫理:研究者として「なすべきこと」
第9章 研究倫理:研究者として「やってはいけないこと」
第10章 研究倫理:モラル違反を抑止するシステム
第11章 研究成果の公表:心理学論文の書き方
終章 よりよい心理学研究のために
◆◆◆『心理学ベーシック』全5巻-シリーズ監修 三浦 麻子-◆◆◆
心のはたらきを科学的に見つめるまなざしを養い,「自らの手で研究すること」に力点をおいたシリーズ
第1巻 なるほど! 心理学研究法 三浦麻子 著
第2巻 なるほど! 心理学実験法 佐藤暢哉・小川洋和 著
第3巻 なるほど! 心理学調査法 大竹恵子 編著
第4巻 なるほど! 心理学観察法 佐藤 寛 編著
第5巻 なるほど! 心理学面接法 米山直樹・佐藤 寛 編著
◆「心理学ベーシック」シリーズ刊行にあたって(一部抜粋)◆
「心理学を学ぶこと」をめぐる状況は,2015年に国家資格「公認心理師」の制度化が決まったことによって大きな岐路に立った。-略- しかしわれわれは,心理職としての現場での実践を有為なものとするためには,何よりもまず,心理学諸領域の基礎的な知見や理論を学び,それらをふまえて自らテーマを設定して研究を計画し,収集したデータを分析・考察するという一連の科学的実証手続きを遂行するためのスキルとテクニックを習得することが必要だという強い確信をもっている。
目次
「心理学ベーシック」シリーズ刊行にあたって
はしがき
序章 心理学とは何か
1節 心理学の定義
2節 心理学を研究することの難しさ
3節 心理学を研究することの面白さ
―第1部 心理学を「研究する」ということ―
第1章 心理学のなりたち:心理学史
1節 心理学と哲学
2節 心理学と医学
3節 心理学と生物学
4節 近代心理学の創始とその発展
5節 第二次大戦後の心理学
6節 日本の心理学
第2章 研究の準備:心理学研究の基礎知識
1節 概念的定義と操作的定義
2節 信頼性と妥当性
3節 相関と因果
4節 さまざまな変数
第3章 研究の準備:先行研究の探し方
1節 リサーチ・クエスチョン
2節 巨人の肩の上に立つということ
3節 先行研究レビューの意義
4節 先行研究の収集法:概論
5節 心理学の研究論文に触れる
6節 心理学の研究テーマを知る
7節 さあ,歩きはじめよう
―第2部 心を「測定する」ということ―
第4章 研究の基礎:研究法概説
1節 実験法
2節 調査法
3節 観察法
4節 面接法
第5章 研究の基礎:人間を対象とする測定における諸問題
1節 参加者効果
2節 実験者効果
3節 努力の最小限化
4節 生態学的妥当性との両立
第6章 データの中身を知る:記述統計
1節 数値データの利点
2節 尺度
3節 記述統計
第7章 データから対象を見通す:推測統計
1節 推測統計とは
2節 標本抽出に伴う結果の変動
3節 統計的仮説検定
4節 統計的仮説検定における2種類の誤り
5節 効果量と検定力分析
6節 ベイズ統計学の基本的考え方
―第3部 研究を「公表する」ということ―
第8章 研究倫理:研究者として「なすべきこと」
1節 エシックスの基本的な考え方
2節 最小限のコストやリスク
3節 説明責任
4節 個人情報・データの保護
5節 成文化されたエシックス
6節 倫理審査
第9章 研究倫理:研究者として「やってはいけないこと」
1節 モラルとしての研究倫理
2節 研究者が陥るかもしれない「地獄」
3節 仮説の後づけ(HARKing)
4節 p値ハッキング(p-hacking)
5節 蔓延するQRPs
第10章 研究倫理:モラル違反を抑止するシステム
1節 研究結果の再現可能性
2節 心理学界で起こった問題
3節 システムの整備
4節 心理学研究の「パラダイムシフト」
第11章 研究成果の公表:心理学論文の書き方
1節 論文のアウトライン
2節 論文の文章表現
3節 図表
4節 全体的なチェック
[付録] 心理科学実験実習 レポート作成 チェックリスト
終章 よりよい心理学研究のために
1節 「研究」するということ
2節 よい研究とは何か
3節 心理学研究への船出
引用文献/索 引
上記内容は本書刊行時のものです。