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平和ボケ お花畑を論破するリアリストの思考法 渡邉 哲也(著/文) - 飯塚書店
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平和ボケ お花畑を論破するリアリストの思考法 (ヘイワボケオハナバタケヲロンパスルリアリストノシコウホウ)

社会一般
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発行:飯塚書店
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ16mm
重さ 260g
192ページ
並製
価格 1,300円+税
ISBN
978-4-7522-6028-8   COPY
ISBN 13
9784752260288   COPY
ISBN 10h
4-7522-6028-X   COPY
ISBN 10
475226028X   COPY
出版者記号
7522   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年4月
書店発売日
登録日
2016年8月4日
最終更新日
2017年4月10日
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紹介

日本に迫りくる脅威を全く報道しない既存のマスメディアに騙されている、いわゆる「平和ボケ、お花畑」な人たちはまだまだたくさんいます。そんな可哀想な人達を覚醒させたい、本当のことに気づいてほしい、と思っているけどうまく説得できない、と忸怩たる思いの人も多くいます。そんな人達に向け経済評論家であり若手保守論客として『トランプ! 世界が変わる日本が動く』(ビジネス社)『山口組分裂と国際金融』『パナマ文書』(徳間書店)や『貧者の一票』(扶桑社)等々のベストセラーを次々と出版し大活躍の渡邉哲也が、一瞬で論破し納得させる正論の解き方を指南します。

目次

PART 1

第1章 「平和ボケ」「お花畑」の実体

  激変する世界であぶり出される人たち
  残念すぎる「お花畑」「ドリーマー」の失策
  日本の「リベラル」は何を間違っているか
  「自称リベラル」の勘違い
  お花畑の本性とは
  人格破綻者だった「マルクス主義」の生みの親
  平和ボケ、現実逃避……お花畑の4つの特徴

第2章 日本に「お花畑」が蔓延した理由

  お花畑はGHQの産物だった
  勝者がつくった歴史にだまされた日本人
  日本のメディアにお花畑が多い理由

第3章 現実から目をそらす「お花畑」の限界

  お花畑の矛盾と印象操作
  夢見るお花畑たちの空想が崩れ落ちていく
  行き過ぎた「ポリティカル・コレクトネス」の結果
  「大規模な抗議デモ」は本当に「大規模」なのか?
  メディアのミスリードはもう通用しない

第4章 メディアの終焉と近未来予測

  社会の変化で衰退するメディア
  朝日新聞の2つの「誤報」はなぜ表面化したか
  ネットに敗北したみのもんたと鳥越俊太郎
  詐欺同然の押し紙問題を報じないメディア
  ネットによって大手メディアの化けの皮がはがされる
  「保育園落ちた日本死ね」が流行語になる不思議
  メディアに横行する大きな「勘違い」
  メディア業界の近未来とXデー
  元SEALDsメンバーが飛行機に乗れない時代に?
  航空券に「SSSS」の印は要注意人物の証?
  違法な暴力集団は「普通の生活」も困難に

PART2

第5章 お花畑を論破する

 1 「憲法改正反対!」の護憲派は何を間違っているのか
 2 「集団的自衛権は憲法違反だ」と叫ぶ人たちへ
 3 現実を見れば「原発再稼動反対」などと言えない
 4 「慰安婦問題で日本は謝罪すべき」はまったくナンセンス
 5 「社会保障のために消費税増税が必要」は手段の目的化である
 6 「国の借金1000兆円は大問題」は何が「問題」なのか?
 7 誤解だらけの「靖国神社」

第6章 論破に必要なディベート術と思考法

  なぜ日本人はディベートが苦手なのか
  日本を動かしてきた「根回し」の技術と文化
  「問題解決」「調整」は日本人の得意技
  他人のせいにする人は「自分軸」で考えられない
  どっちつかずの「コウモリ男」が一番嫌われる
  なぜ大声の選挙演説は心に響かないのか?
  「自分は間違っているかも」という前提で反論を想定する
  論破は「追い込み漁」と似ている
  自分で自分を動かす「プレイヤー」になる
  短期と長期の時間軸を使い分けると答えがわかる
  すべての基本は「信義則」

前書きなど

はじめに

テロ等準備罪(共謀罪)を新設する法案の賛否をめぐって、国会では民進党や共産党などの野党が、メディアでは左派系のテレビや新聞が、そして例によって、「平和主義者」「人権派」を名乗るリベラリストや市民団体が「絶対反対」の大合唱を始めた。
これは、いつか見た光景と重なる。安全保障関連法制反対のために国会を取り囲み、議会では国会議員がプラカードを持ち込み、とにかく「反対」を叫んでいたときと同じだ。
そして、日本国民全員が反対であるかのようなメディアの報道にもかかわらず、世論調査では「賛成」が「反対」を上回っている点も、安保法制のときと同じである。もっとも、この世論調査の結果はバラつきが多く、そもそも信用のおけるものかどうかはわからないが、少なくとも「反対」が上回ることはなかった。
2016年11月8日のアメリカ大統領選挙において、あらゆるメディアが民主党候補のヒラリー・クリントン氏が当選すると予想していた。投票後の出口調査でも、ヒラリー氏が共和党候補のドナルド・トランプ氏を上回っていたはずだったが、いざ蓋を開けてみると当選したのはトランプ氏だった。
選挙期間中、CNNをはじめとするほとんどのメディアはトランプ氏に対して「差別主義者(レイシスト)」などと人格否定に近い攻撃を繰り広げ、ネガティブ・キャンペーンを大々的に展開した。それにもかかわらず、アメリカ国民はトランプ氏を第45代アメリカ大統領に選んだのだ。
なぜ、こういった事態が起き、メディアは何を間違ったのだろうか。「第4の権力」といわれ、これまで政治、経済、外交に大きな影響力を持ち、世論誘導を意のままにしてきたはずのメディアだったが、今や機能不全を起こし始めているのが現実だ。
インターネット、特に掲示板サイトやブログ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の出現により、これまでレガシーメディア(テレビや新聞)が一方的に流していた情報が、必ずしも事実として認識されなくなったことが主な要因である。
たとえ正しい意見であっても、それがメディアにとって都合の悪いものであれば、これまでメディアはそれを“黙殺”することができた。そして、レガシーメディアが大きな力を持っていた時代は、テレビや新聞が報じないことはほとんど周知されなかった。しかし、今はネットで誰もが自由に時間や文字数の制限なく、情報を発信したり検証したりすることができる。
そして、本質や真実を、一人ひとりが自分の目で判断できるようになった。ネット上では専門家が個々に発信を行っているため、生半可な知識でお茶を濁すテレビや新聞より正確な情報をつかむこともできる。また、自分が「正しい」と思ったことや「これは間違っているのでは」と感じたことを、世の中に向かって問うこともできる。そこに、権威や年齢は関係ない。
これまで「権力の監視役」を自負していたレガシーメディアは、ネットによって逆に監視される存在になってしまったのだ。
また、トランプ大統領の誕生もメディアの瓦解を象徴する出来事である。たとえば、リベラル系のメディアや人々が振りかざした「ポリティカル・コレクトネス」は一種の“言葉狩り”であり、それによってアメリカ国民には鬱憤がたまっていた。歯に衣着せぬ言動で、その鬱憤を吹き飛ばしたのがトランプ大統領である。
さらに、トランプ大統領がツイッターを使って情報発信を行うことで、結果的にレガシーメディアの存在意義が失われようとしている。そのため、困ったテレビや新聞は必死にトランプ大統領のあら探しをして大騒ぎするという構図だ。
日本でも、一部のテレビや新聞、国会前に集まる市民団体らが懸命に叫んでいる。彼らは、自分の居場所がなくなるから、つまり「お困り」だから叫んでいるのである。
本書は、そんなメディアの欺瞞、そしてその情報を信じ込んで現実から目をそらし続ける人たち、つまり「お花畑」な人たちの存在と問題点について、具体例を挙げて追及している。そして、そこに生じる矛盾と論理的破綻、さらには正しい判断をするための論理的思考について、わかりやすくお伝えしたつもりだ。
今、世界情勢は大激変している。中国や北朝鮮は、刻一刻とその軍事的脅威を増している。そんな中、日本には旧態依然にレガシーメディアの情報を信じ込み、「戦争反対」とだけ叫んでいれば平和でいられると思っている人がまだまだたくさん存在する。今こそ、そんな「平和ボケ」「お花畑」の眼を覚まさせなくてはいけないだろう。本書が、その一助となれれば幸いである。

著者プロフィール

渡邉 哲也  (ワタナベ テツヤ)  (著/文

1969年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。海外の経済情勢に精通すると同時に内外の経済・政治状況のリサーチと解析に定評があり、2009年に出版した「本当にヤバイ!欧州経済」(彩図社)で欧州危機を警告してベストセラーになる。
近著「山口組分裂と国際金融」「パナマ文書」(徳間書店)「トランプ! ~世界が変わる日本が動く」(ビジネス社)「貧者の一票」(扶桑社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。